今日も患者さんへの看護ケア、お仕事お疲れ様です
あなたの働きはきっとケアした方の助けになっています
あなたの頑張りや辛さはあなたの力になっています
今日を過ごせた自分をよく頑張ったと認めて大丈夫です
こんにちは!
しーちゃんです!
「看護計画、何を書けばいいかわからない…」
「看護問題の優先順位ってどうやって決めるの?」
新人看護師さんなら一度は感じたことがある悩みだと思います
今回はそんな悩みを解決するために
AIを使って看護計画を作る方法を
実際の使い方・注意点まで丁寧に解説します!
<今回の記事で達成できること!>
・AIを使った看護計画の作り方がわかる
・AIへの「聞き方(プロンプト)」のコツがわかる
・AIを使う上での注意点・限界がわかる
<本日の結論>
・AIは看護計画の「たたき台」を作るのに最適なツール
・AIの回答をそのまま使うのではなく「考えるきっかけ」として使う
・患者さんの個別性を加えることで、本当に使える看護計画になる

しーちゃん、明日受け持つ患者さんの看護計画を立てないといけないんだけど、何から始めればいいかわからなくて…。教科書を見てもなんか難しくて、自分の患者さんに当てはまるのかよくわからないんだよね。

みらいちゃん、それは正直に言えてよかった!実はAIをうまく使うと、看護計画の「たたき台」があっという間に作れるんだよ。ただ、使い方には注意点もあるから、今日は一緒に正しい使い方を学んでいこう!
<もくじ>
1.そもそも看護計画って何?基本をおさらい
2.AIで看護計画を作るメリット・デメリット
3.実際にAIに聞いてみよう!プロンプトの作り方
4.AIの回答例を見てみよう(肺炎を例に)
5.AIの回答に「患者さんの個別性」を加えよう
6.AIを使う上での注意点・やってはいけないこと
7.おすすめのAIと使い分け
8.まとめ
1.そもそも看護計画って何?基本をおさらい
看護計画とは、患者さんの問題を解決するための
「看護師としての行動計画書」です
大きく以下の流れで作ります
【看護計画の基本的な流れ】
① アセスメント(患者さんの情報を収集・分析する)
② 看護問題の抽出(どんな問題があるかを明確にする)
③ 優先順位の決定(命に関わる問題を最優先にする)
④ 目標設定(いつまでに・どんな状態にするか)
⑤ 看護介入の計画(OP・TP・EPを立てる)
⑥ 評価(計画通りにいっているか確認・修正する)
【OP・TP・EPって何?】
・OP(観察計画):何を観察するか(バイタル・症状・検査値など)
・TP(ケア計画):何をするか(処置・介助・体位変換など)
・EP(教育計画):患者さんや家族に何を教えるか

OP・TP・EPはなんとなく知ってるけど、何をどこに書けばいいかいつも迷うんだよね…。

みらいちゃん、それはみんなが最初に感じることだよ!だからこそAIが役に立つんだ。「たたき台」を作ってもらって、そこから自分で考えていくと一気に整理しやすくなるよ。
2.AIで看護計画を作るメリット・デメリット
まずAIを使うことのメリットとデメリットを正直にお伝えします
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 短時間でたたき台が作れる | 患者さんの個別性が反映されていない |
| 書き方の「型」が学べる | 情報が古い・不正確な場合がある |
| 抜け漏れを防ぐヒントになる | そのまま使うと自分の学びにならない |
| 看護問題の視点が広がる | 病院ごとのルール・様式と違うことがある |
| 24時間いつでも質問できる | 患者情報の入力には注意が必要 |

特に大切なのは「患者情報の入力」への注意です。氏名・生年月日・病院名など個人が特定できる情報は絶対に入力しないでください。「70代男性・肺炎・既往に糖尿病あり」のような匿名の情報に置き換えて使いましょう!
3.実際にAIに聞いてみよう!プロンプトの作り方
AIへの聞き方(プロンプト)が上手いほど
より使える回答が返ってきます
看護計画に使えるプロンプトの基本テンプレートがこちらです
【基本プロンプトテンプレート】
「新人看護師です。以下の患者さんの看護計画を、看護問題・目標・OP・TP・EPの形式で作ってください。
【患者情報(匿名)】
・年齢・性別:〇〇代・男性/女性
・疾患名:〇〇
・主な症状:〇〇、〇〇
・既往歴:〇〇
・ADL:〇〇(自立/一部介助/全介助)
・特記事項:〇〇
新人看護師でもわかりやすい言葉で教えてください。」
プロンプトを上手くする3つのコツ
コツ①:役割を指定する
「新人看護師です」「経験1年目の看護師です」と伝えると
難しすぎない言葉で説明してくれます
コツ②:出力形式を指定する
「OP・TP・EPの形式で」「箇条書きで」「表形式で」など
欲しい形を最初に伝えると整理しやすい回答が得られます
コツ③:深掘り質問を続ける
「もう少し具体的に教えて」「なぜこの看護問題が優先なの?」
と続けて聞くことで理解が深まります

プロンプトってそんなに考えないといけないんだ!ただ「看護計画作って」って打てばいいだけじゃないんだね。

「看護計画作って」だけでも答えてくれるけど、ふわっとした回答になりやすいんだよね。患者さんの情報を整理して伝えることで、自分の患者さんに近い回答が返ってくるよ。実際の例を見てみよう!
4.AIの回答例を見てみよう(肺炎を例に)
実際に以下のプロンプトをClaudeに入力してみました
【入力したプロンプト】
「新人看護師です。以下の患者さんの看護計画を、看護問題・目標・OP・TP・EPの形式で作ってください。新人看護師でもわかりやすい言葉でお願いします。
・年齢・性別:70代・男性
・疾患名:肺炎
・主な症状:発熱38.5℃・咳・膿性痰・SpO2 94%
・既往歴:糖尿病・高血圧
・ADL:一部介助
・特記事項:嚥下機能低下あり、食欲なし
Claudeからはこんな回答が返ってきました👇
【Claudeの回答例】
━━ 看護問題①:ガス交換障害 ━━
肺炎による肺胞への浸出液貯留により、酸素化が障害されている状態です。
目標:SpO2 96%以上を維持でき、呼吸困難感が軽減する
OP(観察):
・SpO2・呼吸数・呼吸音・チアノーゼの有無を定期的に確認する
・痰の色・量・性状を観察し記録する
・発熱の推移を確認する
TP(ケア):
・医師の指示に基づく酸素投与を実施する
・ファウラー位またはセミファウラー位を保ち、呼吸を楽にする体位を整える
・体位ドレナージで痰の排出を促す
・必要に応じて口腔・気道吸引を実施する
EP(教育):
・深呼吸や有効な咳嗽の方法を説明する
・息苦しさが増した際はすぐにナースコールを押すよう伝える
━━ 看護問題②:誤嚥リスク ━━
嚥下機能低下と食欲不振により、誤嚥性肺炎の再発リスクが高い状態です。
目標:誤嚥なく食事・水分摂取ができる
OP(観察):
・食事・水分摂取量を記録する
・食事中・食後の咳込み・むせの有無を観察する
・口腔内の状態(唾液・残渣)を確認する
TP(ケア):
・食事は座位またはファウラー位で摂取できるよう体位を整える
・必要に応じて食事形態(とろみ・刻み食)を検討・調整する
・食前・食後の口腔ケアを徹底する
EP(教育):
・食事はゆっくり少量ずつ食べることを説明する
・食後30分は座位を保つよう伝える
━━ 看護問題③:感染リスク(糖尿病による免疫低下) ━━
糖尿病による免疫機能低下により、感染の遷延・重症化リスクがある状態です。
目標:血糖コントロールが維持され、感染が拡大しない
OP(観察):
・血糖値の推移を確認する
・WBC・CRP・体温などの感染指標の推移を確認する
・皮膚の状態(傷・発赤)を確認する
TP(ケア):
・医師の指示に基づく血糖測定・インスリン投与を実施する
・手指衛生を徹底し、感染拡大を防ぐ
EP(教育):
・血糖コントロールが感染回復に影響することを説明する
・食事摂取の重要性について、わかりやすく伝える

わあ!こんなにちゃんとした看護計画が返ってくるんだね!これだけあれば十分そうだけど…このまま使っていいの?

そこが大事なポイント!このままでは使えないんだよ。なぜかというと、AIの回答はあくまで「一般的な肺炎患者さん」への計画だから。目の前の患者さんの個別性が入っていないんだ。次のステップが一番重要だよ!
5.AIの回答に「患者さんの個別性」を加えよう
看護計画で一番大切なのは「この患者さんだから」という視点です
AIの回答はたたき台として使いながら
以下のポイントを自分で追加・修正していきましょう
【個別性を加えるチェックリスト】
✅ この患者さんの「特有の強み・弱み」は何か?
(例:意欲的・認知症がある・家族サポートが手厚い など)
✅ 現在の症状・検査データの具体的な数値を反映しているか?
(例:SpO2 94%→「96%以上を目標」と具体的に記載)
✅ 生活背景・生活習慣は反映されているか?
(例:一人暮らし・喫煙歴あり・食事制限が必要 など)
✅ 本人・家族の希望や不安は反映されているか?
(例:「早く退院したい」「家族が介護を不安に思っている」 など)
✅ 病院のルール・様式に合わせているか?
(例:病院独自の看護計画フォーマットがある場合は合わせる)

AIの回答を「0から100に仕上げてくれるもの」と思うと危険です。「0から60まで作ってくれるもの」と思って、残りの40を自分で考えることが大切です。その「自分で考える」プロセスこそが、あなたの看護師としての力になっていきます!
6.AIを使う上での注意点・やってはいけないこと
⚠️ やってはいけないこと
❌ 患者さんの氏名・生年月日・病院名など個人情報を入力する
❌ AIの回答をそのままコピペして提出する
❌ AIの回答を確認せずに実施する(情報が古い・不正確な可能性あり)
❌ 薬剤量・投与方法などをAIだけで判断する(必ず医師・先輩に確認)
❌ 病院のルール・方針に反する使い方をする
✅ 上手な使い方
✅ 個人情報は匿名化してから入力する
✅ AIの回答は「たたき台」として使い、必ず自分で確認・修正する
✅ わからない部分をAIに深掘り質問して理解を深める
✅ 最終的な判断は必ず先輩・医師に確認する
✅ 病院の方針・使用ルールを事前に確認する
7.おすすめのAIと使い分け
| AI | 看護計画での強み | こんな時に使おう |
|---|---|---|
| ChatGPT | バランスよくわかりやすくまとめてくれる | 初めて看護計画を作る時・全体像を掴みたい時 |
| Perplexity | 根拠・出典を示してくれる | 「なぜこの看護問題?」を確認したい時 |
| Claude | 丁寧で詳細な回答・看護の本質を捉えやすい | より深く考えたい時・長い文章を整理したい時 |
8.まとめ

しーちゃん、AIってこんな使い方ができるんだね!ただコピペするんじゃなくて、たたき台として使って、自分で考えることが大事なんだ。個人情報を入れちゃいけないことも覚えておかないと。さっそく試してみる!

みらいちゃん、完璧な理解!AIはあくまで「道具」。使いこなすのはあなた自身だよ。「なぜこの看護問題なの?」「なぜこのケアが必要なの?」って考える習慣がついてくると、看護師としての力が本当に伸びていくから。一緒に頑張ろう!
<この記事のまとめ>
✅ AIは看護計画の「たたき台(0→60)」を作るのに最適なツール
✅ プロンプトは「役割・情報・出力形式」を丁寧に伝えるほど使える回答になる
✅ AIの回答には患者さんの個別性が入っていないので必ず自分で追加・修正する
✅ 個人情報(氏名・病院名など)は絶対に入力しない
✅ AIの回答をそのままコピペするのではなく「考えるきっかけ」として使う
✅ 最終判断は必ず先輩・医師に確認する
今日も読んでくれてありがとうございました!
⭐️この記事を読んでいることが、あなたが頑張っている証拠です!
これからも、少しずつ学んで成長していきましょう⭐️
<English Summary>
This article is the first installment of the “Using AI Smarter in Nursing” series, aimed at new nurses who feel overwhelmed when writing nursing care plans. The article explains step by step how to use AI tools such as ChatGPT, Perplexity, and Claude to create a solid draft nursing care plan quickly and efficiently. The author, a certified critical care nurse with over 20 years of clinical experience, begins by reviewing the basics of nursing care plans including the structure of observation plans, care plans, and education plans. She then outlines the key benefits and limitations of using AI, emphasizing that AI responses reflect a general patient rather than any specific individual. The article provides a practical prompt template that new nurses can use immediately, covering anonymous patient information such as age, diagnosis, symptoms, medical history, and activity of daily living level. A detailed example shows how Claude responded to a prompt about a patient in their seventies with pneumonia, generating three nursing problems covering gas exchange impairment, aspiration risk, and infection risk due to diabetes, each with specific goals and interventions. The author stresses that AI output should serve as a starting point covering roughly sixty percent of the work, with the remaining forty percent requiring the nurse to add the patient’s individual characteristics, current values, personal background, and family concerns. The article also lists clear warnings about what not to do, including never entering identifiable patient information and never submitting AI responses without reviewing and revising them. A comparison table helps readers choose between the three AI tools depending on their purpose, and the article closes with a summary checklist reinforcing that AI is a tool to support thinking, not replace it.



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