朝ドラ「風、薫る」第16話をナースが解説!体調を崩した子ども・感染症への恐れ・トレインドナースへの一歩【しーちゃんの看護師目線】

朝ドラ「風、薫る」第16話をナースが解説!体調を崩した子ども・感染症への恐れ・トレインドナースへの一歩【しーちゃんの看護師目線】 朝ドラ「風、薫る」をしーちゃん目線で解説

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✅ 第16話のあらすじが看護師目線でわかる
✅ 炊き出しで体調を崩した男の子に、りんと直美が駆け寄った意味を考えられる
✅ 感染症を疑う場面で、看護師が大切にしたい初動と感染対策がわかる
✅ 捨松が2人に「ある提案」をする理由を、看護師の資質として読み解ける
✅ 新人看護師が“怖いけど動く”場面で必要な視点が学べる

こんにちは、現役ナースのしーちゃんです。
ベテラン看護師歴20年、クリティカルケア認定看護師として働いています。

みらいちゃんです!看護師1年目で、朝ドラ「風、薫る」を見ながら、しーちゃんに毎回いろいろ質問しています。

今回は、朝ドラ「風、薫る」第16話を、看護師目線でじっくり解説します。

みらいちゃん
みらいちゃん

しーちゃん、第16話は一気に看護の物語が動き出した感じがしました。炊き出しを食べた男の子が急に体調を崩して、みんなが感染症を疑って引いてしまう中で、りんちゃんと直美ちゃんだけが駆け寄るんですよね。あの場面、胸が熱くなりました。

しーちゃん
しーちゃん

そうだね。第16話は、しーちゃん的にはすごく大事な回だったよ。看護師に必要なのは、怖くない人になることではなく、怖さを感じながらも、目の前の人を見捨てないために何ができるか考えて動くこと。りんちゃんと直美ちゃんの行動には、その芽がはっきり見えたと思う。

第16話は、タイトルにも関わる「トレインドナース」への道が見え始める回です。

これまで、りんと直美はそれぞれの人生で、貧困、家族、仕事、社会の壁に向き合ってきました。

でも第16話では、2人が初めて同じ場所で、同じ命の危機に反応します。

炊き出し。

体調を崩した子ども。

感染症への恐れ。

周囲のためらい。

とっさに駆け寄る2人。

それを見ている捨松。

この一連の流れは、看護師にとって本当に大切な問いを投げかけます。

目の前で苦しんでいる人がいる。

でも、自分にも危険があるかもしれない。

周囲は怖がって近づかない。

そのとき、自分はどう動くのか。

第16話は、看護師の原点に近い回でした。

  1. 第16話のあらすじ
  2. ナース目線ポイント①:炊き出しは“健康問題が見える場所”
  3. ナース目線ポイント②:急に体調を崩した子どもへの初動
  4. ナース目線ポイント③:感染症を疑うと人は近づけなくなる
  5. ナース目線ポイント④:看護師は“怖くない人”ではなく“怖さを扱える人”
  6. ナース目線ポイント⑤:りんと直美の共通点は“見捨てない反応”
  7. ナース目線ポイント⑥:捨松は“看護師の資質”を見抜いた
  8. ナース目線ポイント⑦:“トレインドナース”は勇気を専門性に変える道
  9. ナース目線ポイント⑧:感染症への偏見と患者さんの孤立
  10. ナース目線ポイント⑨:急変時は“助けを呼ぶ力”も看護
  11. ナース目線ポイント⑩:第16話は“看護師になる前の看護”が描かれている
  12. 新人看護師が臨床で使える観察ポイント
    1. 1. 子どもの急な変化は早めに共有する
    2. 2. 感染症を疑うときは、怖さを感染対策に変える
    3. 3. 患者さんを孤立させない
    4. 4. 急変時は一人で抱え込まない
    5. 5. “とっさに動いた理由”を振り返る
  13. 先輩・医師への報告例
    1. 子どもが急にぐったりしたとき
    2. 感染症が疑われるとき
    3. 周囲が不安になっているとき
    4. 急変場面で自分が固まったとき
  14. よくある質問
    1. Q. 感染症が怖いと思うのは、看護師失格ですか?
    2. Q. 急変時に新人がまずできることは何ですか?
    3. Q. 感染対策で距離を取ると、患者さんを傷つけませんか?
    4. Q. 看護師に必要な資質は何ですか?
  15. まとめ:第16話は“看護師になる前の看護”が見えた回
  16. 🛒 しーちゃんのおすすめ情報
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    4. 📚 しーちゃんのおすすめ看護本・国試参考書【Amazon】

第16話のあらすじ

第16話では、直美が捨松たちと炊き出しに向かいます。

前回、直美の嘘を見抜いた捨松は、直美をただ排除するのではなく、炊き出しの手伝いを頼みました。

直美は、鹿鳴館という華やかな場所から、困っている人たちが集まる炊き出しの現場へ向かいます。

そこには、偶然にも吉江善作とりんも来ていました。

吉江に頼まれたりんも、同じ場所で炊き出しを手伝っていたのです。

みらいちゃん
みらいちゃん

りんちゃんと直美ちゃんが、また同じ場所に集まるのが運命的でしたね。しかも、今度は炊き出しという地域支援の現場なんですよね。

しーちゃん
しーちゃん

そう。2人は違う道を歩いているようで、困っている人を助ける現場でまた交わる。看護師になる前から、2人の視線はすでに“弱っている人”へ向いているんだと思う。

炊き出しの場では、食事を必要とする人たちが集まっています。

食べるものに困っている人。

住まいや仕事が不安定な人。

家族を抱えている人。

体力が落ちている人。

病院へ行く余裕がない人。

そこは、医療機関ではありません。

でも、健康問題が見えやすい場所です。

そんな中、炊き出しを食べた一人の男の子が突然体調を崩します。

周囲は感染症を疑い、誰も近づこうとしません。

明治の時代において、感染症は大きな恐怖でした。

病気の正体が十分に理解されていないこともあり、感染への恐れは人々の行動を止めます。

しかし、りんと直美はとっさにその子どもへ駆け寄ります。

みらいちゃん
みらいちゃん

感染症かもしれないと思ったら怖いですよね。でも、目の前で子どもが苦しんでいたら、放っておけない…。

しーちゃん
しーちゃん

その葛藤が大事なんだよ。看護師は無防備に突っ込む人ではない。でも、恐怖だけで動けなくなると、目の前の命を守れない。感染対策と救命の両方を考える必要があるの。

その姿を見た捨松は、りんと直美を自宅に呼び寄せます。

そして、2人にある提案をします。

その提案こそが、2人を「トレインドナース」の道へ導く大きなきっかけになります。

第16話は、りんと直美が看護の世界へ踏み出す入口になる回でした。

ナース目線ポイント①:炊き出しは“健康問題が見える場所”

第16話の舞台は、炊き出しです。

炊き出しは食事支援の場です。

でも、看護師目線では、それだけではありません。

栄養不足。

脱水。

低血糖。

感染症。

疲労。

子どもの体調不良。

高齢者の衰弱。

孤立。

生活困窮。

こうした健康問題が見える場所です。

みらいちゃん
みらいちゃん

炊き出しって、病院じゃないのに健康問題が見えるんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そうだよ。病院に来られる人だけが患者さんではないの。お金がない、時間がない、怖い、制度を知らない、病院に行けない。そういう人の健康問題は、地域の支援現場で見えてくることがあるんだよ。

現代でも、子ども食堂、フードバンク、フードパントリー、災害時の避難所、ホームレス支援、生活困窮者支援の場では、健康課題が見つかることがあります。

食事を受け取る人の顔色。

歩き方。

服装。

咳。

発熱。

子どもの活気。

保護者の疲れ。

高齢者のふらつき。

こうした小さなサインから、支援が必要な人に気づくことがあります。

第16話の男の子も、炊き出しの場で突然体調を崩しました。

これは、地域支援の場が健康観察の場にもなることを示しています。

看護師は、病院の中だけでなく、地域の中で体調不良が起こることを想像する必要があります。

ナース目線ポイント②:急に体調を崩した子どもへの初動

男の子が突然体調を崩した場面は、看護師としてとても重要です。

子どもは、大人よりも体調変化が早いことがあります。

さっきまで食べていたのに、急にぐったりする。

泣き方が弱くなる。

顔色が悪くなる。

吐く。

意識がぼんやりする。

呼吸が苦しそうになる。

こうした変化は、早めに対応する必要があります。

みらいちゃん
みらいちゃん

子どもって、元気そうに見えても急に悪くなることがあるんですよね。

しーちゃん
しーちゃん

そう。小児は予備力が少ないから、脱水、低血糖、感染、アレルギー、誤嚥、発熱などで一気に状態が変わることがある。だからまず全身状態を見ることが大切だよ。

看護師が子どもの急変で見るポイントは、たとえば次のようなものです。

意識はあるか。

呼びかけに反応するか。

呼吸は苦しそうではないか。

顔色は悪くないか。

唇の色はどうか。

嘔吐していないか。

けいれんはないか。

皮膚が冷たくないか。

汗をかいていないか。

水分は取れていたか。

何を食べたか。

周囲にも同じ症状の人がいるか。

第16話の場面では、詳しい診断はすぐにはできません。

でも、目の前で苦しんでいる子どもを安全な姿勢にし、呼吸や意識を確認し、助けを呼ぶことはできます。

看護師は、診断する人ではありません。

でも、異変に気づき、初動を整え、必要な医療につなぐ人です。

ナース目線ポイント③:感染症を疑うと人は近づけなくなる

第16話では、周囲の人たちが感染症を疑い、男の子に近づこうとしません。

これは、決して不自然な反応ではありません。

感染症は怖いものです。

特に、原因や感染経路が十分にわからない時代では、恐怖はとても大きかったはずです。

「近づいたら自分も感染するかもしれない」

「家族にうつしてしまうかもしれない」

「何の病気かわからない」

そう感じたら、人は距離を取ります。

みらいちゃん
みらいちゃん

看護師でも、感染症は怖いです。怖がってはいけないと思うけど、やっぱり怖さはあります。

しーちゃん
しーちゃん

怖くていいんだよ。怖さは大事な感覚。怖さがあるから感染対策をする。ただ、怖さだけで患者さんを放置しないために、知識と手順が必要なの。

現代の看護では、感染症が疑われる場合、標準予防策を基本に考えます。

手指衛生。

手袋。

マスク。

必要時のガウンやゴーグル。

咳エチケット。

患者さんの隔離や動線調整。

使用物品の処理。

周囲への説明。

感染対策は、自分を守るためだけではありません。

患者さんを守り、周囲の人を守り、医療や支援を続けるためのものです。

第16話の時代には、現代のような感染対策は整っていません。

だからこそ、りんと直美が駆け寄った行動は、とても強い印象を残します。

ただし、現代の看護師としては、勇気だけで近づくのではなく、できる限り自分と周囲を守る行動も同時に考えたいです。

ナース目線ポイント④:看護師は“怖くない人”ではなく“怖さを扱える人”

りんと直美は、感染症を疑われる男の子に駆け寄ります。

この姿を見ると、「看護師になる人は怖くないんだ」と思うかもしれません。

でも、しーちゃんは少し違うと思います。

看護師も怖いです。

感染症も怖い。

急変も怖い。

血を見るのが怖い新人さんもいます。

患者さんが急に苦しむ姿に動揺することもあります。

大切なのは、怖さをゼロにすることではありません。

怖さを感じながら、どう安全に動くかを考えられることです。

みらいちゃん
みらいちゃん

怖がる自分は看護師に向いていないのかなと思うことがあります。

しーちゃん
しーちゃん

そんなことないよ。怖さを感じるのは、命の重さをわかっているからでもある。大事なのは、怖いから何もしないのではなく、怖いからこそ確認して、助けを呼んで、手順に沿って動くこと。

新人看護師さんは、急変場面で固まることがあります。

でも、最初から完璧に動けなくていいです。

まずナースコールを押す。

先輩を呼ぶ。

呼吸を確認する。

意識を確認する。

バイタルを測る。

周囲の安全を確保する。

できることを一つずつする。

怖さを扱えるようになるには、知識、経験、チームの支えが必要です。

りんと直美の行動は、看護師としての勇気の芽です。

そしてその勇気は、これから訓練によって専門性へ育っていくのだと思います。

ナース目線ポイント⑤:りんと直美の共通点は“見捨てない反応”

りんと直美は、性格も育ちもまったく違います。

りんは、元士族の娘としての誇りと、母としての責任を抱えています。

直美は、教会で育ち、英語力と行動力で道を切り開こうとしています。

2人は、ぶつかることも多いです。

でも第16話では、同じ反応をします。

苦しむ子どもを見て、駆け寄る。

ここに、2人の共通点があります。

みらいちゃん
みらいちゃん

性格は違うのに、目の前の子どもを放っておけないところは同じなんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そう。看護師に必要な資質って、優しい言葉を言えることだけではないの。目の前で助けを必要としている人を見たときに、無関心でいられないこと。そこから始まると思う。

看護師は、患者さんの苦痛を見ます。

痛み。

息苦しさ。

不安。

孤独。

恐怖。

恥ずかしさ。

生活の困りごと。

その苦痛を見たときに、「自分には関係ない」と切り離さないこと。

これが大切です。

もちろん、看護師は一人で全部背負う仕事ではありません。

でも、気づいたらチームにつなぐ。

声をかける。

助けを呼ぶ。

観察する。

記録する。

この小さな行動が、患者さんを守ります。

りんと直美の「見捨てない反応」は、捨松が2人を見る目を変える大きな理由になったのだと思います。

ナース目線ポイント⑥:捨松は“看護師の資質”を見抜いた

男の子に駆け寄るりんと直美を見て、捨松は2人を自宅に呼び寄せます。

そして、ある提案をします。

この場面は、捨松が2人の中にある資質を見抜いた場面として見ることができます。

知識があるかどうか。

身分が高いかどうか。

英語ができるかどうか。

礼儀作法が整っているかどうか。

それだけではありません。

苦しむ人を見たとき、どう反応するか。

怖さの中で、誰に目を向けるか。

そこを見ていたのだと思います。

みらいちゃん
みらいちゃん

捨松さんは、2人が看護師になれるかもしれないって感じたんでしょうか。

しーちゃん
しーちゃん

そうだと思うよ。看護師は、知識や技術を訓練で身につける。でも、目の前の人を助けたいと思う感受性や、恐怖の中でも人に手を伸ばす姿勢は、とても大切な土台になる。

新人看護師も同じです。

最初から何でもできる人はいません。

手技は不器用かもしれません。

報告もたどたどしいかもしれません。

知識もまだ足りないかもしれません。

でも、患者さんの変化に気づこうとする。

困っている人を放っておけない。

わからないことを学ぼうとする。

助けを呼べる。

患者さんの安全を守りたいと思う。

こうした姿勢は、看護師として育っていく大事な芽です。

捨松は、りんと直美の中にその芽を見たのだと思います。

ナース目線ポイント⑦:“トレインドナース”は勇気を専門性に変える道

第16話で見えてくる「トレインドナース」という言葉。

これは、正規に訓練された看護師という意味です。

りんと直美は、男の子に駆け寄る勇気を持っていました。

でも、勇気だけでは看護はできません。

病気の知識。

身体の観察。

感染対策。

清潔操作。

記録。

患者さんへの声かけ。

医師との連携。

家族支援。

倫理。

こうした訓練が必要です。

みらいちゃん
みらいちゃん

やさしさや勇気だけでは足りないんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そう。やさしさは大事。でも専門職として患者さんを守るには、知識と技術が必要。トレインドナースは、思いを専門性に変える道なんだと思う。

現代の看護師も、同じです。

患者さんを助けたい。

苦しむ人を支えたい。

その気持ちは大切です。

でも、そこに知識と技術がなければ、かえって危険になることもあります。

だから学びます。

解剖生理を学ぶ。

疾患を学ぶ。

看護技術を練習する。

感染対策を身につける。

急変対応を学ぶ。

倫理を考える。

記録を書く。

チームで動く。

第16話は、りんと直美の「助けたい」という反応が、「学ぶべき道」へつながる回です。

ナース目線ポイント⑧:感染症への偏見と患者さんの孤立

第16話では、感染症を疑った周囲の人たちが男の子に近づきません。

これは、感染対策としての距離とは少し違います。

怖さからくる孤立です。

感染症が疑われる人は、必要な支援を受けにくくなることがあります。

避けられる。

責められる。

汚いもののように扱われる。

家族まで避けられる。

病気そのものだけでなく、偏見で苦しむことがあります。

みらいちゃん
みらいちゃん

感染症の患者さんを守るには、病気への対応だけでなく、偏見を減らすことも大事なんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そうだよ。感染対策は必要。でも、患者さんを人として遠ざけることとは違う。距離を取るのは感染を防ぐためであって、相手を見捨てるためではないの。

現代でも、感染症に対する偏見はあります。

病名だけで怖がられる。

正しい感染経路が理解されない。

家族や職場で差別される。

医療者の態度に傷つく。

看護師は、感染対策をしながら、患者さんの尊厳も守ります。

「感染対策のために距離を取りますが、必要なケアは行います」

「この方法で対応すれば安全にケアできます」

「患者さんを責めるものではありません」

こうした説明が、患者さんと周囲の安心につながります。

第16話の男の子も、病気かもしれない存在として避けられました。

その中で駆け寄ったりんと直美の行動は、孤立させない看護の始まりのように見えます。

ナース目線ポイント⑨:急変時は“助けを呼ぶ力”も看護

りんと直美は、男の子に駆け寄ります。

でも、看護師目線で大切なのは、駆け寄ったあとです。

一人で抱え込まないこと。

助けを呼ぶこと。

周囲に役割を振ること。

必要な人につなぐこと。

これも看護です。

みらいちゃん
みらいちゃん

新人だと、急変の場で何をしたらいいかわからなくなります。

しーちゃん
しーちゃん

まず助けを呼ぶ。それだけでも大事な行動だよ。急変対応は一人で完結しない。人を集めること、状況を伝えること、できることをすることが大切。

急変時の新人看護師の動きとしては、次のようなことがあります。

応援を呼ぶ。

患者さんの安全を確保する。

意識と呼吸を確認する。

バイタルを測る。

いつから、何が起きたかを伝える。

必要物品を準備する。

記録する。

家族や周囲の人を落ち着かせる。

「自分が全部しなければ」と思う必要はありません。

むしろ、一人で抱え込むほうが危険です。

りんと直美が看護師になるなら、この「助けを呼び、チームで動く力」もこれから身につけていく必要があります。

ナース目線ポイント⑩:第16話は“看護師になる前の看護”が描かれている

第16話のりんと直美は、まだトレインドナースではありません。

正式な訓練を受けた看護師ではありません。

でも、看護の芽はすでにあります。

困っている人に気づく。

苦しむ子どもを放っておけない。

感染症の恐れがある中でも、見捨てない。

周囲が引いても、目の前の人を見る。

これは、看護師になる前の看護です。

みらいちゃん
みらいちゃん

看護師になる前から、2人の中に看護の芽があったんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そうだと思う。資格は大切。訓練も大切。でも、その前に、人の苦痛に気づく感受性がある。第16話は、その芽が捨松さんの目に留まった回なんだよ。

新人看護師さんも、資格を取ったからすぐ完璧な看護師になるわけではありません。

臨床で学びながら、少しずつ専門職になります。

でも、患者さんを見ようとする姿勢。

困っている人を放っておけない気持ち。

自分の怖さを認めながら学ぶ姿勢。

それは、最初から大切な土台です。

第16話は、りんと直美が「看護師になる物語」へ本格的に入っていく入口でした。

新人看護師が臨床で使える観察ポイント

第16話から、新人看護師さんが臨床で使えるポイントをまとめます。

1. 子どもの急な変化は早めに共有する

子どもは急に状態が変わることがあります。

顔色、活気、泣き方、呼吸、嘔吐、意識、けいれん、脱水のサインを見ます。

少しでもおかしいと思ったら、早めに先輩や医師へ共有します。

2. 感染症を疑うときは、怖さを感染対策に変える

怖いと感じるのは自然です。

大切なのは、怖さで止まるのではなく、手指衛生、マスク、手袋、必要な防護具、動線調整など、具体的な感染対策に変えることです。

3. 患者さんを孤立させない

感染対策で距離を取ることと、患者さんを見捨てることは違います。

必要なケアは行い、説明し、尊厳を守ります。

4. 急変時は一人で抱え込まない

応援を呼ぶことは看護です。

自分だけで何とかしようとせず、チームで対応します。

5. “とっさに動いた理由”を振り返る

急変や困っている患者さんに反応したあと、「なぜ動いたのか」「何が見えたのか」「次は何を準備するか」を振り返ると、学びになります。

先輩・医師への報告例

新人看護師さん向けに、現場で使いやすい報告例をまとめます。

子どもが急にぐったりしたとき

「小児患者さんが先ほどから急に活気低下しています。呼びかけには反応しますが、顔色が悪く、嘔吐もありました。バイタル測定中ですが、すぐに診察をお願いします。」

感染症が疑われるとき

「発熱と下痢があり、周囲にも似た症状の方がいるようです。感染性胃腸炎なども考え、動線と物品の扱いを確認したいです。必要な感染対策について指示をお願いします。」

周囲が不安になっているとき

「感染症を疑って周囲の方が不安になっています。患者さんへの対応を続けながら、周囲への説明と距離の取り方を整理したいです。」

急変場面で自分が固まったとき

「先ほどの場面で、呼吸状態の変化に気づいたものの、最初の動きが遅れました。次回に備えて、急変時の初動と報告の順番を確認したいです。」

よくある質問

Q. 感染症が怖いと思うのは、看護師失格ですか?

失格ではありません。

怖さを感じることは自然です。

大切なのは、怖さを感染対策と適切な行動に変えることです。

Q. 急変時に新人がまずできることは何ですか?

まず応援を呼びます。

そのうえで、意識、呼吸、顔色、バイタルを確認し、いつから何が起きたかを伝えます。

一人で抱え込まないことが大切です。

Q. 感染対策で距離を取ると、患者さんを傷つけませんか?

説明が大切です。

「感染を広げないために防護具を使います」

「必要なケアは行います」

と伝えることで、患者さんの不安や孤立感を減らせます。

Q. 看護師に必要な資質は何ですか?

知識や技術は訓練で身につけます。

その土台として、患者さんの変化に気づこうとする姿勢、困っている人を見捨てない気持ち、わからないことを学ぶ姿勢が大切です。

まとめ:第16話は“看護師になる前の看護”が見えた回

第16話では、直美が捨松たちと炊き出しに向かい、偶然りんと出会います。

その場で、炊き出しを食べた男の子が突然体調を崩します。

感染症を疑い、周囲の人たちは近づけません。

その中で、りんと直美はとっさに子どもに駆け寄ります。

その姿を見た捨松は、2人を自宅に呼び寄せ、ある提案をします。

✅ 炊き出しは健康問題が見える場所
✅ 子どもの急な体調変化は早めの初動が大切
✅ 感染症への恐れは自然だが、感染対策に変える必要がある
✅ 看護師は怖くない人ではなく、怖さを扱える人
✅ りんと直美には“見捨てない反応”がある
✅ 捨松は2人の看護師としての資質を見抜いた
✅ トレインドナースは、勇気を専門性に変える道
✅ 感染対策と患者さんの尊厳は両方守る

みらいちゃん
みらいちゃん

第16話を見て、看護師って勇気だけでも、知識だけでもないんだなと思いました。怖さがあっても、目の前の人を見捨てないために学ぶんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そうだね。看護師は、気持ちだけで突っ走る仕事ではない。でも、気持ちがなければ始まらない仕事でもある。りんちゃんと直美ちゃんは、まだ訓練された看護師ではないけれど、看護の芽を持っている。その芽を専門性へ育てる道が、ここから始まるんだと思う。

第16話は、りんと直美が看護の世界へ導かれる大切な回でした。

炊き出しの場で、苦しむ子どもに駆け寄った2人。

その行動は、無謀さだけではありません。

人を見捨てない感受性です。

そして、その感受性は、学びと訓練によって看護へ変わっていきます。

新人看護師さんも、怖い場面に出会うことがあります。

急変。

感染症。

子どもの体調不良。

患者さんの苦しさ。

そのとき、怖さを否定しなくて大丈夫です。

怖さを感じながら、助けを呼び、観察し、学び、チームで動く。

それが看護師として育っていく道です。

第16話は、しーちゃん的には「看護師になる前の看護」と「勇気を専門性に変える始まり」を描いた、とても大切な回でした。

参考:
・Real Sound「『風、薫る』第16話、捨松(多部未華子)がりん(見上愛)と直美(上坂樹里)を自宅に招く」
https://realsound.jp/movie/2026/04/post-2371398.html

・スポニチ「【明日20日の風、薫る】第16話 炊き出しを食べた男の子が突然体調を崩してしまう」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2026/04/19/kiji/20260411s00041000180000c.html

・ORICON NEWS「『風、薫る』第16回 炊き出し先で出会った直美とりんは…」
https://www.oricon.co.jp/news/2448475/full/

・WEBザテレビジョン「見上愛“りん”と上坂樹里“直美”、炊き出し中に体調崩した子どもを助けようとする」
https://thetv.jp/news/detail/1341264/

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