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✅ 第17話のあらすじが看護師目線でわかる
✅ 美津がトレインドナースの道に猛反対した理由を、家族の不安として考えられる
✅ 環の高熱を前にりんが感じた無力感を、小児看護と母親支援の視点で読み解ける
✅ 看護の仕事への偏見を、現代の新人看護師の進路選択につなげて理解できる
✅ 家族に反対されたとき、自分の気持ちをどう整理するか考えられる
こんにちは、現役ナースのしーちゃんです。
ベテラン看護師歴20年、クリティカルケア認定看護師として働いています。
みらいちゃんです!看護師1年目で、朝ドラ「風、薫る」を見ながら、しーちゃんに毎回いろいろ質問しています。
今回は、朝ドラ「風、薫る」第17話を、看護師目線でじっくり解説します。

しーちゃん、第17話は見ていて苦しくなりました。りんちゃんがトレインドナースの話をしたら、美津さんが強く反対してしまうし、そのあと環ちゃんが高熱を出して、りんちゃんは何もできない自分にもどかしさを感じるんですよね。

そうだね。第17話は、看護師になる前にぶつかる大きな壁が描かれていたと思うよ。本人の意志、家族の不安、社会の偏見、子どもの病気を前にした無力感。その全部が重なって、りんちゃんの中で「本当に自分は看護の道へ進みたいのか」が揺さぶられる回だったね。
第17話は、派手な救命シーンではありません。
でも、看護師にとってとても大切な回です。
なぜなら、看護師になる道は、知識や技術を学ぶ前から始まっているからです。
誰かの病気を前に何もできない悔しさ。
家族から理解されない苦しさ。
社会から仕事を低く見られる悔しさ。
自分の中にもある偏見に気づく痛み。
それでも、目の前の人を助けたいと思う気持ち。
第17話は、りんが看護の道へ進むかどうかを迷う回でありながら、看護師としての問いが一気に深まる回でした。
- 第17話のあらすじ
- ナース目線ポイント①:家族の反対は“愛情”と“不安”が混ざっている
- ナース目線ポイント②:看護の仕事への偏見
- ナース目線ポイント③:環の高熱は“りんの無力感”を突きつける
- ナース目線ポイント④:母親の不安を責めない
- ナース目線ポイント⑤:見守ることしかできない苦しさ
- ナース目線ポイント⑥:進路選択は本人だけの問題ではない
- ナース目線ポイント⑦:直美が吉江を訪ねる意味
- ナース目線ポイント⑧:自分の中の偏見に気づく
- ナース目線ポイント⑨:小児の発熱で見るべきサイン
- ナース目線ポイント⑩:迷いは悪いものではない
- 新人看護師が臨床で使える観察ポイント
- 先輩・医師への報告例
- よくある質問
- まとめ:第17話は“看護の道を選ぶ前の葛藤”を描いた回
- 🛒 しーちゃんのおすすめ情報
第17話のあらすじ
第17話では、りんが母・美津に、捨松からトレインドナースにならないかと誘われたことを話します。
前回、炊き出しの場で体調を崩した男の子に、りんと直美はとっさに駆け寄りました。
その姿を見た捨松は、2人にトレインドナースへの道を提案します。
りんにとって、それは突然の話でした。
でも同時に、心の奥に何かが灯る提案でもありました。

りんちゃん、すぐに「やります」とは言えないけど、心が動いている感じがしました。

そうだね。新しい道を示されたとき、すぐ決められなくて当然だよ。特にりんちゃんには環ちゃんがいるし、家族もいる。自分だけの進路では済まない難しさがあるよね。
しかし、美津はその話に強く反対します。
看護の仕事に理解がなく、りんがその道へ進むことを受け入れられません。
美津にとって、看護は娘が進むべき道には見えません。
むしろ、りんが苦労し、世間から低く見られるのではないかという不安があります。
りんは、捨松の言葉に心を動かされながらも、美津の反対に揺れます。
そんな中、娘の環が高熱を出します。
母として、りんは環のそばにいます。
でも、できることがほとんどありません。
ただ見守ることしかできない。
環の苦しさを前に、りんは自分の無力さを痛感します。

子どもが熱を出しているのに、何をしたらいいかわからないって、すごく怖いですね。

そうだね。母親としての不安と、知識がないもどかしさが重なっている。ここは、りんちゃんが看護の必要性を身体で感じる場面でもあると思うよ。
一方、直美は吉江のもとを訪れます。
直美もまた、捨松からの誘いを前に、自分の進路や過去、自分が抱えてきた偏見と向き合っていきます。
第17話は、りんと直美がそれぞれの場所で「看護の道へ進むとはどういうことか」を考え始める回でした。
ナース目線ポイント①:家族の反対は“愛情”と“不安”が混ざっている
第17話でまず考えたいのは、美津の猛反対です。
美津は、りんがトレインドナースになることに強く反対します。
その言葉は、現代の感覚で見ると厳しく、偏見を含んでいるようにも聞こえます。
でも、看護師目線では、美津の反対をただ悪者として見るのではなく、その背景にある不安も見たいです。
娘が苦労するのではないか。
世間から低く見られるのではないか。
環を抱えて働きながら学べるのか。
知らない世界へ入って傷つくのではないか。
家族として支えきれるのか。
こうした不安が、美津の強い反対になって出ている可能性があります。

家族の反対って、本人を苦しめるけど、家族なりの心配でもあるんですね。

そう。もちろん本人の意思を押しつぶしていいわけではないよ。でも、家族の反対には、愛情、不安、偏見、経験不足、世間体が混ざっていることが多い。そこを分けて見ると、対話の糸口が見えてくることがあるよ。
現代でも、看護師を目指す人が家族に反対されることがあります。
夜勤が心配。
体力的に大変そう。
感染症や暴力リスクが心配。
結婚や子育てと両立できるのか不安。
もっと別の仕事のほうがよいと言われる。
医療現場の厳しさを知っている家族が心配する。
反対されると、本人は傷つきます。
でも、反対の中身を整理すると、「看護師になってほしくない」というより、「あなたが傷つくのが怖い」という不安が見えることもあります。
看護師の家族対応でも同じです。
患者さん本人の希望に家族が反対するとき、看護師はすぐにどちらかを正しいと決めつけるのではなく、何を心配しているのかを確認します。
「ご家族は、どの点が一番心配ですか」
「ご本人は、どんな暮らしを望んでいますか」
「不安を一つずつ整理しましょう」
第17話の美津の反対も、りんを縛る壁であると同時に、家族の不安が形になったものとして見ることができます。
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ナース目線ポイント②:看護の仕事への偏見
美津が看護の仕事に理解を示さない背景には、看護という仕事への偏見があります。
当時の社会では、看護が専門職として十分に認められていません。
病人の世話をする仕事。
低く見られる仕事。
女性が誇りを持って選ぶ職業とは考えにくい仕事。
そんな見方があったのだと思います。

今は看護師って国家資格で専門職ですけど、昔はそう見られていなかったんですね。

そう。今の看護師の地位も、最初からあったわけではないの。先人たちが学び、働き、社会に必要性を示してきたから、少しずつ専門職として認められてきたんだよ。
現代でも、看護師への偏見が完全になくなったわけではありません。
「医師の指示を聞くだけの仕事」
「やさしければできる仕事」
「女性らしい仕事」
「体力だけで乗り切る仕事」
「誰でもできるお世話」
こうした言葉に、モヤっとしたことがある看護師さんもいると思います。
看護は、ただのお世話ではありません。
観察。
判断。
予測。
説明。
感染対策。
急変対応。
生活支援。
倫理。
チーム連携。
患者さんの尊厳を守る関わり。
これらが必要な専門職です。
第17話で描かれる偏見は、昔の話でありながら、現代にも少し残っているものです。
だからこそ、りんがその偏見に向き合うことは、看護の歴史そのものに向き合うことでもあります。
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ナース目線ポイント③:環の高熱は“りんの無力感”を突きつける
第17話で、環が高熱を出します。
この場面は、りんにとって大きな転機です。
母として、環を守りたい。
でも、どうすればよいかわからない。
熱がある。
苦しそう。
何かしてあげたい。
でも知識がない。
ただ見守るしかできない。
この無力感は、りんの心を強く揺さぶります。

自分の子どもが苦しんでいるのに、何もできないって、本当に苦しいと思います。

そうだね。看護を学ぶきっかけには、こういう“何もできなかった悔しさ”がある人も多いよ。大切な人を助けられなかった経験、患者さんの苦しみに何も言えなかった経験。それが学びたい気持ちにつながることがある。
子どもの発熱は、保護者にとって大きな不安です。
現代でも、子どもが高熱を出すと、保護者は迷います。
救急へ行くべきか。
家で様子を見てよいのか。
解熱剤を使うべきか。
水分は取れているのか。
けいれんが起きたらどうするのか。
ぐったりしているのか、眠いだけなのか。
こうした判断は、医療知識がないととても不安になります。
看護師は、保護者を責めるのではなく、観察ポイントを一緒に確認します。
「水分は取れていますか」
「おしっこは出ていますか」
「呼びかけに反応しますか」
「顔色はどうですか」
「呼吸は苦しそうですか」
「けいれんはありましたか」
環の高熱は、りんに「看護の知識があれば、目の前の人をもっと支えられるかもしれない」と感じさせる出来事だったと思います。
ナース目線ポイント④:母親の不安を責めない
環が高熱を出したとき、りんは不安になります。
母親なのに何もできない。
もっと早く気づくべきだったのでは。
自分が悪いのでは。
そう感じたかもしれません。
でも、子どもの体調不良で不安になるのは当然です。
看護師は、保護者を責めるのではなく、まず不安を受け止める必要があります。

外来や救急でも、保護者の方がすごく不安そうなことがあります。

そうだね。保護者の不安を「心配しすぎ」と片づけないことが大切。特に小児は変化が早いから、保護者の“いつもと違う”という感覚は大事な情報になるよ。
小児看護では、保護者は大切な観察者です。
普段の様子を一番知っています。
いつもより元気がない。
泣き方が違う。
食べない。
眠り方が違う。
抱っこしても落ち着かない。
こうした情報は、医療者にとって重要です。
だから看護師は、保護者にこう伝えたいです。
「いつもと違うと感じたことは大切な情報です」
「心配で来てくださって大丈夫です」
「一緒に状態を確認しましょう」
「責めるためではなく、今必要な対応を考えるために聞いています」
りんの不安も、母親として当然の反応です。
その不安が、看護を学びたい気持ちへつながっていきます。
ナース目線ポイント⑤:見守ることしかできない苦しさ
第17話のりんは、環を前に「ただ見守ることしかできない」もどかしさを感じます。
この感覚は、看護師にもあります。
すべてを治せるわけではない。
痛みを完全になくせないことがある。
病状の進行を止められないことがある。
患者さんの家族関係をすぐ変えられないことがある。
退院後の生活をすべて整えきれないことがある。
看護師は、無力感に出会う仕事でもあります。

看護師になったら何でも助けられると思っていたけど、実際はできないことも多いです。

そうだね。でも、できないことがあるから無意味なのではないよ。看護師は、治せないときにも、苦しみを少し軽くする、そばにいる、必要な人につなぐ、尊厳を守ることができる。
「見守るしかできない」と感じる場面でも、看護師にはできることがあります。
呼吸を観察する。
痛みを聞く。
体位を整える。
水分や口腔内を確認する。
不安を聞く。
家族に状態を説明する。
医師へ変化を伝える。
必要な物品を準備する。
患者さんのそばにいる。
見守ることは、何もしないことではありません。
専門職としての見守りは、観察し、判断し、次の行動につなぐことです。
りんはまだ、その専門的な見守りを知りません。
だからこそ、ただ見守るしかない自分に苦しみます。
その苦しさが、学びたい気持ちの種になります。
ナース目線ポイント⑥:進路選択は本人だけの問題ではない
りんがトレインドナースになるかどうかは、りん本人の進路です。
でも、りんには環がいます。
母の美津もいます。
家族の生活があります。
だから、進路選択は本人だけの問題ではありません。
看護師を目指す現代の人にも、同じことがあります。
学費。
実習。
夜勤。
家族の介護。
子育て。
収入。
住まい。
パートナーの理解。
体力や健康状態。
こうした現実の中で進路を選びます。

「やりたい」だけでは決められない事情もありますよね。

そう。だからこそ、やりたい気持ちを否定せず、現実的な条件を一つずつ整理することが大事。夢と生活は対立するものではなく、両方を見ながら道を作っていくものだと思うよ。
看護師の進路相談でも、こうした整理が役に立ちます。
何を学びたいのか。
どんな働き方をしたいのか。
家族の支援はあるか。
お金の見通しはあるか。
子どもの預け先はあるか。
実習や勤務に耐えられる体調か。
相談できる人はいるか。
りんにとっても、トレインドナースの道は大きな挑戦です。
美津の反対はつらいですが、りんが自分の気持ちと現実を整理するきっかけにもなります。
ナース目線ポイント⑦:直美が吉江を訪ねる意味
第17話では、直美が吉江のもとを訪れます。
直美もまた、トレインドナースへの誘いを受けて迷っています。
直美は一見、迷わず突き進むタイプに見えます。
でも、彼女にも葛藤があります。
自分の過去。
教会との関係。
小日向への思い。
捨松に見抜かれた嘘。
看護の道への戸惑い。
それらを抱えながら、吉江のもとへ向かいます。

直美ちゃんも、強そうに見えて一人で抱えているんですね。

そうだね。強く見える人ほど、相談先が必要なことがある。看護師も、患者さんが元気そうだから大丈夫と決めつけず、その人がどこに相談できるかを見ることが大切だよ。
相談できる相手がいることは、心の安全につながります。
進路で迷ったとき。
家族に反対されたとき。
自分の偏見に気づいたとき。
過去を整理したいとき。
誰かに話せるだけで、気持ちは少し整理されます。
看護師も、患者さんや家族の相談先を考えます。
家族。
友人。
医療ソーシャルワーカー。
保健師。
訪問看護。
心理職。
宗教者や地域の支援者。
直美にとって吉江は、判断を押しつける人ではなく、寄り添って話を聞く人です。
これは支援者として大切な姿勢です。
ナース目線ポイント⑧:自分の中の偏見に気づく
第17話のテーマとして大切なのが、「自分が持っていた偏見」に気づくことです。
りんは、美津から反対されるだけでなく、自分の中にも看護への迷いや偏見があることに向き合っていきます。
看護の仕事を低く見ていなかったか。
病人の世話をする仕事を、自分の人生の選択肢として本当に考えていたか。
母の言葉に傷つきながらも、自分自身の中にも似た見方がなかったか。
この気づきは、痛みを伴います。

自分の中に偏見があるって気づくのは、けっこうつらいですね。

つらいよね。でも、気づけることは成長の始まりでもあるよ。看護師は、患者さんや家族を支える仕事だからこそ、自分の中の偏見に気づき続ける必要があるの。
看護師にも、無意識の偏見があります。
高齢者だから理解できないだろう。
若いから大丈夫だろう。
生活保護だから。
精神科の既往があるから。
何度も救急に来る人だから。
外国人だから。
家族が来ないから。
服薬できない人だから。
こうした見方は、知らないうちに患者さんへの態度に出ることがあります。
看護師は完璧な人間ではありません。
だからこそ、自分の中の偏見に気づき、修正し続ける必要があります。
りんが自分の迷いや偏見に気づくことは、看護師になるための大切な一歩です。
ナース目線ポイント⑨:小児の発熱で見るべきサイン
環の高熱をきっかけに、小児の発熱で見たいポイントも整理しておきます。
発熱そのものは、身体が感染などに反応しているサインです。
大切なのは、熱の高さだけでなく全身状態です。

熱が高いとすぐ怖くなりますが、熱の数字だけでは判断しないんですね。

そう。もちろん高熱は注意が必要。でも、熱の数字だけではなく、活気、水分、呼吸、意識、尿量、けいれんの有無を見ることが大事だよ。
小児の発熱で確認したいポイントは、たとえば次のようなものです。
呼びかけに反応するか。
ぐったりしていないか。
水分が取れているか。
尿が出ているか。
呼吸が苦しそうではないか。
顔色や唇の色は悪くないか。
けいれんはないか。
嘔吐や下痢はあるか。
発疹はあるか。
周囲に同じ症状の人はいるか。
保護者が「いつもと違う」と感じていないか。
現代なら、こうした観察をもとに受診の必要性を判断します。
りんの時代には、今のような医療アクセスや知識はありません。
だからこそ、りんの無力感は大きかったはずです。
環の高熱は、看護を学ぶ必要性をりんに強く突きつけます。
ナース目線ポイント⑩:迷いは悪いものではない
第17話のりんは迷います。
トレインドナースになりたいのか。
母に反対されてまで進むべきなのか。
環を抱えて学べるのか。
看護の仕事を本当に選べるのか。
迷いは、見ている側にはもどかしく見えるかもしれません。
でも、迷うことは悪いことではありません。
大切な選択だからこそ、迷います。

新人看護師も、進路や働き方で迷うことがあります。迷っている自分が弱いのかなと思うこともあります。

迷うのは弱さではないよ。自分の人生をちゃんと考えているから迷うの。大事なのは、迷いを一人で抱え込まず、情報を集めて、相談して、自分の気持ちを言葉にしていくことだよ。
看護師のキャリアでも、迷いはたくさんあります。
急性期に残るか。
慢性期へ行くか。
訪問看護に興味がある。
認定看護師を目指すか。
夜勤を続けるか。
子育てと両立するか。
転職するか。
休むべきか。
こうした迷いは、看護師としての成長の一部です。
りんの迷いも、看護の道へ進むために必要な時間です。
第17話は、迷いながらも自分の本心へ近づいていく回だと思います。
新人看護師が臨床で使える観察ポイント
第17話から、新人看護師さんが臨床で使えるポイントをまとめます。
1. 家族の反対の背景を見る
家族が反対するとき、ただ頑固と決めつけず、何を心配しているのかを確認します。
お金、介護力、安全、世間体、過去の経験、不安。
背景を分けると、対話しやすくなります。
2. 小児の発熱は全身状態を見る
熱の数字だけでなく、活気、水分、尿量、呼吸、意識、けいれん、顔色を見ます。
保護者の「いつもと違う」も大切な情報です。
3. 保護者を責めずに支える
子どもの体調不良で不安になるのは当然です。
「心配で来てくださって大丈夫です」
「一緒に確認しましょう」
と伝えることで、保護者は話しやすくなります。
4. 自分の中の偏見に気づく
患者さんに対して、無意識に決めつけていないか振り返ります。
偏見に気づけることは、看護師としての成長です。
5. 進路や働き方の迷いを一人で抱えない
キャリアの迷いは自然です。
先輩、同期、家族、学校、職場の相談窓口など、話せる相手を持つことが大切です。
先輩・医師への報告例
新人看護師さん向けに、現場で使いやすい報告例をまとめます。
子どもの発熱で保護者が不安なとき
「お子さんは発熱がありますが、呼びかけへの反応はあり、水分は少量ずつ取れています。保護者の方はかなり不安が強く、いつもより活気がないと話しています。全身状態を一緒に確認し、診察につなげたいです。」
家族が本人の希望に反対しているとき
「ご本人は自宅退院を希望していますが、ご家族は強く反対されています。反対の背景には転倒時の不安と介護負担があるようです。本人の希望と家族の不安を分けて整理したいです。」
患者さんに対する自分の見方に迷ったとき
「何度も受診される患者さんに対して、自分の中で先入観が出ているかもしれないと感じました。背景に生活上の困りごとがないか、改めて確認したいです。」
進路相談を受けたとき
「新人さんが今後の配属や働き方について迷っているようです。本人の希望と生活上の条件を整理する時間が必要だと思います。」
よくある質問
Q. 家族に看護師になることを反対されたらどうしたらいいですか?
まず、反対の中身を聞いてみることが大切です。
体力面が心配なのか、お金が心配なのか、夜勤が心配なのか、世間体なのか。
不安を分けると、話し合える部分が見えてきます。
Q. 子どもの発熱で一番見るべきことは何ですか?
熱の数字だけでなく、全身状態です。
ぐったりしていないか、水分が取れているか、尿が出ているか、呼吸が苦しそうではないか、けいれんがないかを確認します。
Q. 看護師が偏見を持ってしまうことはありますか?
あります。
看護師も人間です。
大切なのは、偏見があるかもしれないと気づき、患者さんを決めつけずに関わり直すことです。
Q. 迷いながら看護師を続けてもいいですか?
もちろんです。
迷いは、真剣に考えている証拠でもあります。
一人で抱え込まず、信頼できる人に話しながら、自分の働き方を整えていきましょう。
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まとめ:第17話は“看護の道を選ぶ前の葛藤”を描いた回
第17話では、りんが美津にトレインドナースの誘いを話します。
しかし、美津は看護の仕事に理解がなく、猛反対します。
そんな中、環が高熱を出し、りんはただ見守ることしかできない自分にもどかしさを感じます。
一方、直美は吉江のもとを訪れ、自分の進路や思いと向き合っていきます。
✅ 家族の反対には愛情と不安が混ざっている
✅ 看護の仕事への偏見は、昔だけでなく現代にも残る
✅ 子どもの高熱は保護者に強い無力感を与える
✅ 母親の不安を責めずに支えることが大切
✅ 見守ることは何もしないことではない
✅ 進路選択は本人だけでなく家族や生活にも関わる
✅ 自分の中の偏見に気づくことは成長の始まり
✅ 迷いは悪いものではなく、本心に近づく時間

第17話は、りんちゃんがすぐに看護師になると決める回ではなくて、迷う回だったんですね。でも、その迷いの中に看護師になる理由が少しずつ見えてきた気がします。

そうだね。看護師になる理由は、きれいな言葉だけではないこともある。何もできなかった悔しさ、家族を守りたい気持ち、偏見への違和感、自分の人生を選びたい思い。そういうものが混ざって、人は道を選んでいくんだと思う。
りんは、美津に反対されました。
環の高熱を前に、無力感を味わいました。
でも、その苦しさは、看護を学ぶ意味をりんに教えてくれます。
直美もまた、吉江のもとで自分の道と向き合っています。
第17話は、しーちゃん的には「看護の道を選ぶ前の葛藤」と「偏見に気づく力」を描いた、とても大切な回でした。
新人看護師さんも、迷いや無力感を感じる日があると思います。
でも、その感覚は、看護師として成長していく入口になることがあります。
自分の中のもやもやを無視せず、言葉にして、学びに変えていきましょう。
参考:
・シネマトゥデイ「風、薫る 第17回あらすじ 母(水野美紀)が猛反対する」
https://www.cinematoday.jp/news/N0154411
・Real Sound「『風、薫る』第17話、りん(見上愛)が美津(水野美紀)にトレインドナースの道を反対される」
https://realsound.jp/movie/2026/04/post-2371619.html
・Real Sound「『風、薫る』原田泰造が体現する“寄り添う”牧師像 小日向が怪しすぎる人物でつらい」
https://realsound.jp/movie/2026/04/post-2373379.html
・WEBザテレビジョン「見上愛“りん”がトレインドナースになることに水野美紀“美津”は大反対する」
https://thetv.jp/news/detail/1341281/
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