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✅ 第18話のあらすじが看護師目線でわかる
✅ シマケンがりんの本心を問いかける場面を、意思決定支援として考えられる
✅ 小日向の“別の姿”と直美のショックを、信頼・詐称・自己開示の視点で読み解ける
✅ 環がさらわれる大事件から、子どもの安全確認と家族支援を学べる
✅ 新人看護師が「本人の本当の気持ち」を引き出すときのポイントがわかる
こんにちは、現役ナースのしーちゃんです。
ベテラン看護師歴20年、クリティカルケア認定看護師として働いています。
みらいちゃんです!看護師1年目で、朝ドラ「風、薫る」を見ながら、しーちゃんに毎回いろいろ質問しています。
今回は、朝ドラ「風、薫る」第18話を、看護師目線でじっくり解説します。

しーちゃん、第18話は息が止まりそうでした。りんちゃんはシマケンさんと話して少し気持ちが整理できたのに、帰ったら環ちゃんがさらわれてしまうし、直美ちゃんは小日向さんの別の姿を見てショックを受けるし…。

そうだね。第18話は、2人とも「自分が信じていたもの」が大きく揺さぶられる回だったと思う。りんちゃんは看護の道へ進む本心を問われ、直美ちゃんは小日向の嘘を通して自分自身の嘘にも向き合う。そして環ちゃんの失踪は、子どもの安全と家族支援を考えるうえで本当に重い出来事だったね。
第18話は、看護師目線で見ると、とても大切なテーマがいくつもあります。
本人の本当の気持ちを聞くこと。
進路や治療方針を決めるとき、周囲の声と本人の声を分けること。
嘘や詐称が見つかったとき、責めるだけではなく背景を見ること。
信頼していた相手に裏切られたときの心の揺れ。
子どもがいなくなるという危機に、家族と周囲がどう対応するか。
第18話は、ただドラマとして衝撃的な回というだけではありません。
看護師が日々向き合う「意思決定」「信頼」「安全」「家族の危機」が凝縮された回でした。
- 第18話のあらすじ
- ナース目線ポイント①:シマケンの問いは“意思決定支援”
- ナース目線ポイント②:本心はすぐ言葉にならない
- ナース目線ポイント③:環がさらわれることは重大な安全危機
- ナース目線ポイント④:家族のパニックを支える
- ナース目線ポイント⑤:小日向の嘘と直美の傷つき
- ナース目線ポイント⑥:直美が捨松に謝る意味
- ナース目線ポイント⑦:“別の人になれない”は自己受容の痛み
- ナース目線ポイント⑧:詐称や嘘がある人をどう支援するか
- ナース目線ポイント⑨:安全確認は“誰か一人の責任”にしない
- ナース目線ポイント⑩:危機は本人の選択を一気に変える
- 新人看護師が臨床で使える観察ポイント
- 先輩・医師・管理者への報告例
- よくある質問
- まとめ:第18話は“本当の自分”と“守るべき安全”に向き合う回
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第18話のあらすじ
第18話では、トレインドナースへの誘いを受けるかどうか迷っているりんが、偶然シマケンと出会います。
りんは、捨松から看護の道へ誘われています。
でも、母の美津からは猛反対されています。
さらに、娘の環が高熱を出したことで、りんは自分の無力さを痛感しました。
看護を学びたい気持ち。
でも、家族の反対。
環を抱える母としての責任。
自分自身の中にある看護への偏見。
それらが混ざって、りんは迷っています。

りんちゃん、迷って当然ですよね。自分の人生だけじゃなくて、環ちゃんの生活も関わっているから。

そうだね。進路選択や治療方針もそうだけど、大切な決断ほど、本人だけで決められない現実がある。でも、だからこそ「本当はどうしたいのか」を言葉にする時間が必要なんだよ。
シマケンは、自分の過去の体験を交えながら、りんに本当の気持ちを問いかけます。
これは、ただアドバイスする場面ではありません。
りんが自分の中にあるもやもやを整理し、自分の言葉で気持ちに近づいていく場面です。
シマケンとの対話で、りんは少し気持ちを整理します。
しかし、帰宅したりんを待っていたのは、大きな事件でした。
環がさらわれてしまったのです。

環ちゃんがいないとわかったときのりんちゃんを想像すると、胸が苦しくなります。子どもがいなくなるって、本当に緊急事態ですよね。

そう。小児の安全確認としては最優先の危機だよ。病院でも、子どもや認知症の患者さん、判断力が落ちている患者さんが所在不明になることは重大インシデント。すぐに人を集めて、最後に見た場所や時間を確認して、組織的に探す必要がある。
一方、直美は小日向の思いがけない別の姿を目撃します。
小日向は、直美が信じかけていた相手です。
でも、彼もまた身分を偽っていました。
直美は小日向を問い詰めます。
小日向の嘘を知った直美は、自分自身も鹿鳴館で嘘をついていたことに向き合います。
そして、捨松に本当のことを謝ります。
第18話は、りんにとっても直美にとっても、「本当の自分」と「守りたいもの」に向き合う回でした。
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ナース目線ポイント①:シマケンの問いは“意思決定支援”
第18話でまず注目したいのは、シマケンとりんの対話です。
シマケンは、りんに一方的な答えを押しつけません。
「こうしたほうがいい」と決めるのではなく、りんの本当の気持ちを問いかけます。
これは、看護でいう意思決定支援に近い関わりです。
意思決定支援とは、本人が自分にとって大切な選択をできるよう、情報や気持ちの整理を支えることです。

答えを教えるのではなく、本人が自分で答えを見つける支援なんですね。

そう。看護師は、患者さんの人生を代わりに決める人ではないの。情報を整理し、不安を聞き、選択肢を一緒に確認して、本人が納得して選べるように支える役割があるよ。
現代の医療現場でも、意思決定支援が必要な場面はたくさんあります。
治療を受けるか。
手術をするか。
退院先をどこにするか。
在宅療養を選ぶか。
延命治療をどう考えるか。
仕事を続けながら治療するか。
家族にどこまで話すか。
こうした選択は、医療者が一方的に決めるものではありません。
本人の価値観、生活、家族、恐れ、希望を聞く必要があります。
シマケンの問いかけは、りんが「母に反対されたから無理」「環がいるから無理」と外側の条件だけで考えるのではなく、「自分は本当はどうしたいのか」に触れるきっかけになります。
これは、看護師が患者さんに関わるときにも大切な姿勢です。
ナース目線ポイント②:本心はすぐ言葉にならない
りんは、トレインドナースの誘いを受けて迷っています。
でも、自分の本心をすぐには言えません。
なぜなら、本心はいつもきれいに整理されているわけではないからです。
やってみたい。
でも怖い。
母に反対されたくない。
環を守りたい。
看護を低く見ていた自分もいる。
でも、何もできなかった悔しさがある。
これらが混ざると、言葉にするのは難しくなります。

患者さんも、急に「どうしたいですか」と聞かれても答えられないことがありますよね。

そう。大事なことほど、すぐには言葉にならないの。だから看護師は、沈黙を待つこと、何度か聞くこと、話しやすい場を作ることが大切だよ。
患者さんに希望を聞くとき、次のように段階を作ると話しやすくなります。
「今、一番心配なことは何ですか」
「避けたいことはありますか」
「大切にしたい暮らしはありますか」
「ご家族には何を伝えたいですか」
「すぐ決めなくて大丈夫です。一緒に整理しましょう」
りんのように迷っている人に必要なのは、急かされることではありません。
本心に近づく時間です。
看護師は、患者さんや家族が本心を言葉にできるまで、そばで整理を手伝う役割があります。
ナース目線ポイント③:環がさらわれることは重大な安全危機
第18話で最も大きな事件は、環がさらわれてしまうことです。
これは、母親であるりんにとって最大級の危機です。
子どもがいない。
どこへ行ったかわからない。
誰が連れていったのかわからない。
いつからいないのかわからない。
この状況は、看護師目線でも緊急対応が必要な安全危機です。

病院でも、患者さんがいなくなることは重大インシデントですよね。

そう。小児、認知症の方、せん妄のある方、自傷リスクのある方、判断力が低下している方の所在不明はすぐに対応が必要。時間との勝負になることもあるよ。
現代の医療機関で子どもや患者さんが所在不明になった場合、まず確認することがあります。
最後に見た時間。
最後に見た場所。
誰と一緒にいたか。
服装。
持ち物。
病状や危険リスク。
出入口やトイレ、廊下、階段。
防犯カメラや警備室。
家族や関係者への確認。
必要時の警察への連絡。
大切なのは、一人で探し回らないことです。
すぐに人を集め、役割を分担し、組織的に動く必要があります。
りんの時代には現代のようなシステムはありません。
だからこそ、子どもがさらわれる恐怖は計り知れません。
第18話は、子どもの安全を守ることの重さを強く突きつける回でもあります。
ナース目線ポイント④:家族のパニックを支える
環がさらわれたと知ったとき、りんは強いパニックに近い状態になるはずです。
子どもがいない。
自分が目を離したからではないか。
何かあったらどうしよう。
誰かに連れていかれたのでは。
もう会えないのでは。
母親として、想像するだけで息が詰まる状況です。

こういうとき、周囲は何をすればいいんでしょうか。励ますだけでは足りないですよね。

そう。まず安全確認と捜索が最優先。そのうえで、家族を責めないこと、必要な情報を落ち着いて聞くことが大切だよ。パニックの家族に「なんで見てなかったんですか」と言っても、状況はよくならない。
看護師が家族の危機場面で大切にしたいことがあります。
責めるより先に安全確認。
必要な情報を短く聞く。
同じ質問を何度も乱暴にしない。
家族の罪悪感をあおらない。
役割を伝える。
「今は探すことを優先しましょう」と方向づける。
周囲の人に協力を求める。
家族の身体状態も見る。
危機のとき、家族は呼吸が浅くなったり、立っていられなくなったり、涙が止まらなくなったりします。
看護師は、患者さん本人だけでなく、家族も支援対象として見ます。
第18話のりんには、責める言葉ではなく、共に動き、支える人が必要です。
ナース目線ポイント⑤:小日向の嘘と直美の傷つき
第18話では、直美が小日向の別の姿を目撃します。
小日向は、直美が信じかけていた相手でした。
でも、彼も身分を偽っていました。
直美は、彼を問い詰めます。
この場面は、恋愛の裏切りだけではなく、信頼が壊れる場面として見ることができます。

直美ちゃん、自分も嘘をついていたけど、小日向さんの嘘を見てすごく傷ついたんですよね。

そうだね。人は、自分にも弱さがあるからこそ、相手の嘘で深く傷つくことがある。直美ちゃんは小日向さんを信じたかった。でも、その信頼が崩れたことで、自分自身の嘘にも向き合わざるを得なくなったんだと思う。
看護の現場でも、信頼はとても大切です。
患者さんが医療者を信頼できないと、必要な情報を話せません。
医療者が患者さんを決めつけると、関係は壊れます。
説明と実際の対応が違うと、患者さんは不信感を持ちます。
信頼は、一度壊れると回復に時間がかかります。
だからこそ、看護師は小さな約束を大切にします。
あとで来ますと言ったら来る。
わからないことは確認して伝える。
できないことはできないと説明する。
患者さんの話を勝手に広げない。
個人情報を守る。
小日向の嘘は、直美に「信じることの怖さ」を突きつけます。
でも同時に、直美が自分の嘘を終わらせるきっかけにもなります。
ナース目線ポイント⑥:直美が捨松に謝る意味
小日向の嘘を知った直美は、捨松に自分の嘘を謝ります。
これは、とても大きな一歩です。
直美は、鹿鳴館に入るために身分を偽っていました。
それは、生きるため、未来をつかむための行動でもありました。
でも、その嘘を続けることは、直美自身を苦しめてもいました。
小日向の嘘を見たことで、直美は「別の人にはなれない」と痛感します。

自分の嘘を認めて謝るのって、すごく勇気がいりますよね。

本当にそう。謝ることは、自分の弱さや恥ずかしさを差し出すことでもある。看護師として見ると、ここは“自己開示”と“関係修復”の場面だね。
患者さんや家族も、事実を言えなかったあとに、本当のことを話すことがあります。
薬を飲めていなかった。
お金に困っていた。
家族との関係が悪かった。
暴力を受けていた。
お酒の量を隠していた。
支援を断った理由が別にあった。
そのとき看護師が強く責めると、相手はまた閉じてしまいます。
もちろん事実確認は必要です。
でも、本当のことを話した勇気も受け止めたいです。
「話してくださってありがとうございます」
「ここから一緒に考えましょう」
「安全のために、必要なことを整理します」
直美が捨松に謝る場面は、嘘を終わらせて、次の関係へ進むための場面です。
ナース目線ポイント⑦:“別の人になれない”は自己受容の痛み
第18話の大きなテーマは、「別の人になれない」ということです。
直美は、着飾り、身分を偽り、鹿鳴館で別の自分になろうとしました。
でも、小日向の嘘を見て、自分もまた嘘の上に立っていたことに気づきます。
どれだけ着飾っても、別の人にはなれない。
でも、自分に戻っても何もないように感じる。
これは、とても苦しい自己受容の場面です。

直美ちゃんの「私に戻っても何もない」みたいな気持ち、すごく痛いです。

そうだね。人は、今の自分を受け入れられないとき、別の誰かになりたくなることがある。でも看護師は、その人が“今の自分”で生きていける支えを探す仕事でもあるんだよ。
患者さんにも、同じような苦しさがあります。
病気になる前の自分に戻りたい。
障害のない自分になりたい。
家族に迷惑をかけない自分でいたい。
仕事ができる自分に戻りたい。
弱音を吐かない自分でいたい。
でも、現実には以前と同じには戻れないことがあります。
そのとき看護師は、簡単に「受け入れましょう」とは言えません。
受け入れるには時間がかかります。
悲しみ、怒り、否認、恥ずかしさ、喪失感を通ります。
看護師は、その人が今の自分でどう生きていけるか、一緒に探します。
直美の痛みは、自己受容の入り口にある痛みとして見ることができます。
ナース目線ポイント⑧:詐称や嘘がある人をどう支援するか
第18話では、小日向も直美も嘘を抱えています。
嘘は信頼を壊します。
安全にも関わります。
だから看護師は、嘘を軽く見てはいけません。
一方で、嘘の背景を見ずに責めるだけでは、支援につながりません。

嘘はいけない。でも、なぜ嘘をついたのかも見る。難しいですね。

難しいよね。看護師は、善悪だけで切るのではなく、安全を守りながら背景を見る必要があるの。特に医療では、嘘が治療に影響することもあるから、事実確認と関係づくりの両方が大事。
患者さんが事実と違うことを言う背景には、いろいろあります。
怒られたくない。
恥ずかしい。
支援を失うのが怖い。
家族に知られたくない。
お金に困っている。
依存や暴力がある。
自分でも認めたくない。
看護師は、まず安全に必要な情報を確認します。
そのうえで、背景にある困りごとを聞きます。
「責めるためではなく、安全に治療するために確認しています」
「言いにくかった理由があれば教えてください」
「ここからどうするかを一緒に考えましょう」
第18話は、嘘が人を傷つけることと、嘘を終わらせるには安全に本当のことを話せる場が必要なことを描いています。
ナース目線ポイント⑨:安全確認は“誰か一人の責任”にしない
環がさらわれた事件では、どうしても「誰が見ていなかったのか」という責任追及に意識が向きやすくなります。
もちろん、子どもの安全管理は重要です。
でも、緊急時に最初に必要なのは、犯人探しではなく安全確保です。
誰が悪いかを言い合っている間にも、子どもの危険は続いています。

病院でもインシデントが起きたとき、まず患者さんの安全確認が最優先ですよね。

その通り。あとから原因分析は必要。でも最初は安全確保、応援要請、情報共有。責任追及だけになると、必要な情報が出てこなくなることもあるよ。
医療安全でも、個人だけを責めるのではなく、仕組みを見ることが大切です。
なぜ見失ったのか。
見守り体制は十分だったか。
出入口の管理はどうだったか。
情報共有はできていたか。
リスク評価はされていたか。
家族やスタッフの役割は明確だったか。
環の事件も、母親であるりんだけを責めればよい話ではありません。
子どもを守る環境、周囲の見守り、危険を察知する仕組みが必要です。
看護師は、事故や事件が起きたとき、個人を責めるより先に安全を守る動きを作る視点を持ちたいです。
ナース目線ポイント⑩:危機は本人の選択を一気に変える
第18話で、りんはシマケンとの対話によって少し気持ちを整理します。
しかし、帰宅後に環がさらわれるという事件が起きます。
こうした危機は、本人の選択に大きな影響を与えます。
看護の道へ進むか迷っていたりんにとって、環の安全が揺らぐことは、人生全体を揺さぶる出来事です。

大きな事件があると、気持ちが一気に変わることがありますよね。

あるね。病気、事故、家族の急変、災害、喪失。そういう危機のあと、人は今までの価値観や選択を見直すことがある。看護師は、その揺れを急かさず支える必要があるよ。
患者さんも、危機をきっかけに選択が変わることがあります。
急変後に治療方針を考え直す。
家族の介護をきっかけに働き方を変える。
病気をきっかけに生活習慣を見直す。
事故をきっかけに住環境を整える。
大切な人の死をきっかけに医療への希望が変わる。
こうした変化は、本人にとって自然な反応です。
看護師は、「前と言っていたことが違う」と責めるのではなく、何がその人の中で変わったのかを聞く必要があります。
第18話のりんも、環の事件を通して、また新たに自分の道を考え直すことになります。
新人看護師が臨床で使える観察ポイント
第18話から、新人看護師さんが臨床で使えるポイントをまとめます。
1. 本人の本心を急がせない
大切な選択ほど、すぐには答えられません。
「どうしたいですか」と一度聞いて終わりではなく、不安、避けたいこと、大切にしたいことを分けて聞きます。
2. 子どもの所在確認は最優先
小児がいない、見当たらない、誰かに連れていかれた可能性がある場合は、すぐに応援を呼びます。
最後に見た時間、場所、服装、関係者を確認し、組織的に対応します。
3. 家族を責めるより安全確保を優先する
危機の場面では、責任追及より先に安全確認です。
家族のパニックを支えながら、必要な情報を短く確認します。
4. 嘘が見つかったときは背景も見る
事実確認は必要です。
でも、なぜ言えなかったのかを責めずに聞くことで、支援につながることがあります。
5. 危機後の意思変化を自然なものとして受け止める
大きな出来事のあと、患者さんや家族の気持ちは変わります。
以前の発言と違っても、何が変わったのかを丁寧に聞きます。
先輩・医師・管理者への報告例
新人看護師さん向けに、現場で使いやすい報告例をまとめます。
小児が見当たらないとき
「小児患者さんが病室におらず、最後に確認したのは10分前です。服装は青い上着で、母親は病室にいます。病棟内と出入口の確認を始めています。応援と管理者への連絡をお願いします。」
家族がパニックになっているとき
「お子さんが見当たらず、母親が強い不安で会話がまとまりにくい状態です。責めずに最後に見た時間と場所を確認しています。家族対応を一緒にお願いします。」
患者さんが事実を言えなかったとき
「当初の説明と違い、薬を飲めていない日があることがわかりました。怒られると思って言えなかったようです。治療に関わるため、医師と薬剤師へ共有し、続けられる方法を相談したいです。」
意思決定で迷っているとき
「ご本人は治療方針について迷っており、家族の意見と本人の希望が少し違うようです。本人だけで気持ちを確認する時間が必要だと思います。」
よくある質問
Q. 患者さんの本心を聞くには、どうしたらいいですか?
いきなり結論を聞くより、不安、避けたいこと、大切にしたいことを分けて聞きます。
沈黙を待ち、すぐに答えを出さなくてよいと伝えることも大切です。
Q. 子どもがいなくなったとき、新人看護師がまずすることは?
すぐに応援を呼びます。
最後に見た時間、場所、服装、付き添いの有無を確認し、病棟内や出入口を組織的に確認します。
一人で探し回らないことが大切です。
Q. 患者さんが嘘をついていたら、どう声をかければいいですか?
「責めるためではなく、安全に治療するために確認しています」と伝えます。
事実確認をしながら、言えなかった理由や困りごとを聞きます。
Q. 危機のあと、患者さんの希望が変わるのはよくあることですか?
あります。
病気や事故、家族の危機をきっかけに価値観が変わることは自然です。
以前と違う発言を責めず、今の気持ちを確認することが大切です。
まとめ:第18話は“本当の自分”と“守るべき安全”に向き合う回
第18話では、りんがシマケンと出会い、トレインドナースへの誘いについて相談します。
シマケンは自分の過去を語りながら、りんの本当の気持ちを問いかけます。
少し気持ちを整理したりんが帰宅すると、環がさらわれるという大事件が起きます。
一方、直美は小日向の別の姿を目撃し、彼の嘘を知ります。
その出来事をきっかけに、自分自身の嘘にも向き合い、捨松に謝ります。
✅ シマケンの問いは意思決定支援に近い
✅ 本心はすぐ言葉にならない
✅ 子どもの所在不明は重大な安全危機
✅ 家族のパニックを責めずに支える
✅ 嘘は信頼を壊すが、背景を見ることも必要
✅ 本当のことを話すには安全な場が必要
✅ “別の人になれない”痛みは自己受容の入り口
✅ 危機は本人の選択を大きく変える

第18話は、りんちゃんも直美ちゃんも本当に苦しい回でした。でも、どちらも嘘や迷いから逃げずに、本当の自分に近づいていく回でもあったんですね。

そうだね。看護師も、患者さんや家族の“本当の気持ち”に関わることがある。そのとき大切なのは、急かさないこと、責めないこと、安全を守ること。そして、本人が自分の言葉で選べるように支えることだと思う。
りんは、シマケンとの対話で自分の気持ちを整理しかけました。
でも、環がさらわれるという危機で、また大きく揺さぶられます。
直美は、小日向の嘘に傷つき、自分の嘘にも向き合います。
第18話は、しーちゃん的には「意思決定支援」と「安全確認」と「自己開示」を考える、とても大切な回でした。
新人看護師さんも、患者さんや家族が迷っているとき、すぐに答えを求めず、その人が何を大切にしたいのかを一緒に整理してみてください。
そして、子どもや患者さんの安全に関わる場面では、一人で抱え込まず、すぐにチームで動きましょう。
参考:
・シネマトゥデイ「朝ドラ『風、薫る』大事件が発生する 第18回あらすじ」
https://www.cinematoday.jp/news/N0154412
・Real Sound「『風、薫る』第18話、直美(上坂樹里)が小日向(藤原季節)の“別の姿”を目撃してしまう」
https://realsound.jp/movie/2026/04/post-2373044.html
・日刊スポーツ「『風、薫る』小日向=藤原季節の正体判明、環がさらわれ『心配すぎる』」
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202604220000076.html
・ドラマ情報館「風薫る あらすじ第18話『別の人になれない』」
https://nhk-dorama.info/%E9%A2%A8%E8%96%AB%E3%82%8B-%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98%E7%AC%AC18%E8%A9%B1/
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