こんにちは!しーちゃんです😊
夜勤に限らず日勤も、患者さんを受け持つ際の情報収集は時間もかかるし、難しいと感じる方が多いんじゃないでしょうか?
ベテランになっても情報収集は一定の時間と労力がかかるもの。だからこそ、ある程度「型」にはめてやっていくことが大切です。

みらいちゃん
情報収集って何からやればいいのかわからなくて、いつも時間がかかっちゃうんです…

しーちゃん
わかるよ〜!最初はみんなそう。でも型を作っちゃえばどんどん速くなるよ!今日は私のやり方を全部お伝えするね
今回は私がやっていたしーちゃん式・夜勤情報収集ノート術を、ステップ別に丁寧に解説します。
📌 この記事で分かること
✅ 夜勤の情報収集用紙の作り方
✅ しーちゃん式・4ステップのやり方
✅ ミスを防ぐ・申し送りが楽になるコツ
✅ 診療科別のポイント
✅ よくある悩みQ&A
- なぜ夜勤の情報収集は重要?日勤との違いを理解しよう
- 情報収集用紙の基本!必ず押さえておくべき項目一覧
- しーちゃん式・夜勤情報収集4ステップ完全解説
- 夜勤でよくあるミスとその防止策
- 申し送りが楽になる!情報整理のコツ
- 診療科別・夜勤情報収集で押さえたいポイント
- 情報収集のスピードを上げる!タイムマネジメント術
- 新人・夜勤デビューの人へ:しーちゃんからのメッセージ
- 夜勤を乗り越えるメンタルとセルフケア
- 夜勤情報収集のNGパターン!やってしまいがちな落とし穴
- 情報収集用紙は「育てるもの」!継続的なブラッシュアップ方法
- よくある悩みQ&A【しーちゃんが答えます!】
- まとめ:自分だけのしーちゃん式ノートを作ろう
- 🛒 しーちゃんのおすすめ情報
なぜ夜勤の情報収集は重要?日勤との違いを理解しよう
夜勤の情報収集は日勤とは異なる特別な重要性があります。なぜなら、夜間は医師やリーダーナースの人数が少なく、一人の看護師が多くの患者さんを担当することになるからです。

みらいちゃん
夜勤って日勤より少人数ですよね…それが怖くて

しーちゃん
そう!だからこそ事前の情報収集がカギになるの。夜間に何が起こりうるかを先読みしておくのが大事なんだよ
夜勤特有のリスクとは?
- スタッフが少ない:日勤の半分以下のスタッフで多くの患者さんを担当
- 主治医への連絡が取りにくい:緊急時以外は連絡しにくい場合も
- 患者さんの状態変化が見えにくい:夜間はコール数が減るため異変に気づきにくい
- 転倒・転落リスクが上がる:夜間は患者さんが一人でトイレに行こうとすることも
- せん妄が起きやすい:夜間は見当識障害が悪化しやすい
こういったリスクに事前に備えておくことが、夜勤の情報収集の最大の目的です。「何かあったときにどう動くか」を頭の中でシミュレーションしながら情報を集めましょう。
💡 夜勤情報収集の目的まとめ
① 患者さんの全体像をつかむ
② 夜間に起こりうることを予測する
③ 緊急時の対応を事前に確認しておく
④ タスクを時間軸で整理する
⑤ 申し送りのポイントを把握する
情報収集用紙の基本!必ず押さえておくべき項目一覧
情報収集用紙には、必ず記載しておきたい基本項目があります。用紙のフォーマットを作る前に、どの項目が必要かを把握しておきましょう。
患者さんの基本情報
| 項目 | 記載内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 氏名・年齢 | 患者氏名・年齢 | 呼び間違い防止のため必須 |
| 診断名・術後日数 | 主疾患・オペからの経過 | 状態を把握するベース情報 |
| ADL・自立度 | トイレ・歩行・食事の自立度 | 転倒・転落リスク評価に直結 |
| コード・方針 | DNR・急変時の対応方針 | 緊急時に迷わないために必要 |
| アレルギー | 薬剤・食物アレルギー | 投与前に必ず確認 |
| 点滴・ライン | 点滴の種類・速度・挿入部位 | 閉塞・漏れのチェックに使用 |
夜間に必要なタスク情報
- バイタルサインの測定時間と基準値(逸脱時の対応含む)
- 与薬時間(眠剤・鎮痛剤・インスリンなど時間指定のあるもの)
- 尿量・水分チェック(8時間ごと・24時間などの集計ルール)
- 血糖測定(測定時間・補正インスリンのスケール)
- 体位変換(褥瘡予防・時間とポジショニング方法)
- ドレーン・チューブ管理(排液量・性状・固定確認)
- 点滴終了予定時間(次の準備が必要かどうか)

みらいちゃん
こんなに項目があるんですね…全部覚えるのは大変そう

しーちゃん
だから用紙に書いておくの! 覚えなくていい、見ればわかる状態にしておくのがポイントだよ
大切なのは、情報を「頭に入れる」ことではなく「いつでも参照できる状態にする」ことです。
しーちゃん式・夜勤情報収集4ステップ完全解説
では、実際に私がやっていた方法をステップごとに詳しくお伝えします。最初は真似するだけでOK!やりながら自分用にカスタマイズしていけばOKです。
まずは先輩の方法を聞いて真似しよう!
近しい先輩や尊敬できる先輩の方法を聞いて知るところから始めましょう。あまりベテランすぎると「ベテランだからできる方法」が確立していて真似できないので、経験年数の近い先輩から教えてもらうのがベストです。話しかけやすいですし、自分が今つまずいていることを理解してもらいやすい!
ステップ1:用紙のフォーマットを作ってみよう
まず用紙の形を決めるところから始めます。私はA4を横向きで使っていました。電子カルテから出力できる形式を活用するのがおすすめです。
一番左の列に患者さんの基本情報(氏名・診断名・ADL・コードなど)を書き込むエリアを作ります。右側に向かって時間軸やバイタル欄を設けると見やすいです。
- 最初から完璧を目指さない!「とりあえずやってみて修正」を繰り返す
- 自分が使いやすい用紙 = 他人が使いやすい用紙ではない、自分の頭の動き方に合わせること
- 電子カルテの出力テンプレートを活用すると時短になる
- 書くスペースは余裕を持って。夜間のイベントを追記するスペースを確保

みらいちゃん
フォーマット作りって難しそうだけど、まずは先輩のを真似すればいいんですね!

しーちゃん
そう!コピーしてから少しずつ自分流にアレンジしていく感じでOK。完璧なフォーマットは最初からないんだよ
ステップ2:電子カルテから優先情報を集める
用紙のフォーマットが決まったら、次は電子カルテから情報を収集します。夜勤で特に重要な3種類の情報を集めましょう。
- 夜間に確認すべき内容:カルテを見て「これはどうなってるんだろう?」と疑問に思ったこと(優先度が高いもの)をメモ。申し送りの際に前担当者に確認します
- 逸脱したら困るバイタルサインの基準:血圧コントロール値・発熱基準・SpO2下限値など。事前に把握しておくことで異常時に迷わず動けます
- 時間指定のあるタスク:尿量チェック(8時間ごとなど)・血糖測定・与薬時間など。これがすぐに重要!漏らすと大変なことになります
⚠️ 時間指定タスクは必ず最初に確認!
点滴の終了時間・インスリン注射・眠剤の与薬時間など、時間を守らないといけないタスクは申し送りを受ける前から確認しておきましょう。バタバタしている時間帯に「あ、もう点滴終わってた!」とならないために。
ステップ3:バイタルサイン管理を「見える化」する
これが私の情報収集で最も大切にしていたポイントです。バイタルサインの測定値と再検温のスケジュールを視覚的にわかりやすくします。
例えば、準夜のバイタルサインが異常値または異常値に近い値だった場合、眠前の時間帯に「もう一度測る」という予定を用紙に書き込んでおきます。具体的には□(四角)を作って「眠前にここで再検温するぞ」と未来の自分へのメモを残す方法です。

みらいちゃん
未来の自分へのメモ!面白い考え方ですね

しーちゃん
夜勤って忙しい時間帯が波で来るから、落ち着いた今のうちに先を見越して準備しておくことがすごく大事なの。バイタルの再測定忘れは患者さんの命に関わることもあるから特に念入りに!
- 測定時間をあらかじめ用紙に書き込む(□に時間を書いておく)
- 異常値が出た場合の再測定予定時間もあわせて記載
- 医師への報告が必要なラインを事前に把握しておく(例:収縮期血圧90以下でDr.コール)
- 測定済みの欄はチェックを入れるか、数値を記入して「済」とわかるようにする
ステップ4:夜勤中のイベントを色分けで管理する
夜勤が始まってからの話になりますが、自分の勤務中に起きたイベントは色ペンで記載して目立たせます。
これにより、申し送りの際に「どのタイミングで何があったか」が一目でわかる状態になります。
- 赤ペン:緊急性の高いイベント(急変・転倒・緊急コールなど)
- 青ペン:医師への確認事項・明日の朝に引き継ぐ内容
- 緑ペン:申し送り時に特に強調したいポイント
また「Dr.に確認したいこと(緊急ではないもの)」「翌朝の日勤への引き継ぎ事項」の欄を設けておくと、夜勤中に思いついた時にすぐ書き込めて便利です。
夜勤でよくあるミスとその防止策
情報収集をしっかりやっていても、夜勤中にはさまざまなミスが起きやすいです。よくあるミスのパターンと防止策を知っておくと、未然に防ぐことができます。
| よくあるミス | 防止策 | ポイント |
|---|---|---|
| 点滴交換の遅れ・忘れ | 終了時間を用紙に赤字で記入 | 終了15分前にアラームを設定する習慣も◎ |
| 与薬時間のズレ | 時間帯ごとのToDoリストを作る | 眠剤・鎮痛剤は特に時間に注意 |
| バイタル再測定の忘れ | □を事前に書いておく | 測定後は必ず数値を記入してチェック |
| 転倒・転落リスクの見逃し | ADL・認知機能を事前に確認 | ナースコールの位置や柵の設定も確認 |
| 申し送り内容の漏れ | イベントをリアルタイムで記録 | 色ペンで目立たせて優先順位をつける |
| ドレーン・チューブの閉塞見逃し | 巡視ごとに必ず確認 | 排液量・性状・固定の3点セットで確認 |
「忘れる」前提で仕組みを作ることが大切
夜勤はどんなに注意していても、忙しい時間帯はどうしても意識が分散します。大切なのは「忘れることを前提に、仕組みで防ぐ」という発想です。
- タスクは用紙に書いておく(頭で覚えようとしない)
- 重要なことは□を使って「やった/まだ」を見える化する
- 申し送りで確認したことはその場でメモする
- 迷ったときはリーダーに声をかける(一人で抱え込まない)

しーちゃん
これ本当に大事!私も夜勤始めたばかりの頃、「覚えてるから大丈夫」と思って点滴交換を忘れそうになったことがあったよ。それから絶対に用紙に書くクセをつけたの
申し送りが楽になる!情報整理のコツ
夜勤の情報収集用紙は、申し送り時の強力な味方になります。上手に使えば、申し送りの時間を短縮しながら漏れなく伝えることができるようになります。
SBAR(エスバー)を意識しよう
申し送りにはSBAR(Situation・Background・Assessment・Recommendation)という構造が有効です。
| SBARの要素 | 内容 | 夜勤での活用例 |
|---|---|---|
| S(状況) | 今何が起きているか | 「○○さんが22時頃から発熱しています」 |
| B(背景) | その背景・経緯 | 「術後2日目で昨日から創部の発赤あり」 |
| A(評価) | 現時点でのアセスメント | 「創部感染の可能性を考えています」 |
| R(提案) | 次担当者への提案・依頼 | 「朝一でDr.への報告をお願いします」 |
この構造を意識しながら情報収集用紙にメモを残しておくと、申し送り時に慌てず整理された情報が伝えられます。
申し送りで伝えるべき優先順位
- 緊急性の高いこと:夜間に起きたイベント・Dr.コールした内容・急変対応など
- 今後起こりうること:状態が不安定な患者さんへの注意喚起
- 日勤帯でのタスク:翌朝の検査・処置・確認事項の引き継ぎ
- 患者さんの変化:夜間の様子・訴え・気になる行動など

みらいちゃん
SBARって初めて聞きました。これを意識するだけで申し送りが変わりそうですね!

しーちゃん
そう!慣れると自然にこの順番で頭が整理されてくるよ。用紙にもSBARの欄を作っておくと便利だよ
💡 申し送り時間を短縮するコツ
・重要なポイントは用紙に◎や★でマーキングしておく
・「変化なし」の患者さんはシンプルに一言でOK
・イベントがあった患者さんは詳細を伝える
・次の担当者が何を心配するかを先読みして情報を提供する
診療科別・夜勤情報収集で押さえたいポイント
診療科によって、夜間に特に注意したい情報は変わります。自分の病棟の特性に合わせた情報収集を心がけましょう。
外科系病棟(術後患者中心)
- 術後日数と創部の状態:発熱・発赤・分泌物の有無
- ドレーンの管理:排液量・性状(血性→漿液性へ変化しているか)・固定確認
- 疼痛コントロール:鎮痛剤の使用状況・次回使用可能時間
- 術後合併症の観察:深部静脈血栓・肺塞栓・縫合不全のリスク
- 離床・歩行の状況:翌日のリハビリに向けた情報収集
内科系病棟(慢性疾患・高齢患者中心)
- バイタルサインの基準値:患者さんごとに「正常の幅」が異なる
- 電解質・輸液管理:点滴内容・水分制限の有無・In-Outバランス
- せん妄リスク:高齢・認知症・環境変化による夜間の混乱への備え
- 服薬管理:眠剤・降圧薬・血糖降下薬など夜間投与薬の確認
- 転倒・転落リスク:自室外への移動パターン・センサーの設定状況
ICU・HCU(重症患者中心)
- 人工呼吸器の設定値:FiO2・PEEP・換気量のパラメータ確認
- 循環動態の詳細:輸液量・昇圧薬の投与速度・CVP値など
- 鎮静・鎮痛スコア:RASS・NRS・CPOTなどのスコア推移
- 感染管理:発熱の経過・培養結果・抗菌薬の投与状況
- 多職種連携情報:リハビリ・栄養・薬剤師からの介入内容

しーちゃん
自分の病棟の「ヒヤリハット」や「インシデント」の傾向を知っておくのもすごく大事!病棟会議の内容や先輩からの話を参考にしながら、自分の情報収集をアップデートしていこうね
情報収集のスピードを上げる!タイムマネジメント術
慣れないうちは情報収集に時間がかかるのは当然ですが、少し意識するだけでスピードが大きく変わります。
時間配分の目安を作ろう
夜勤開始から申し送りまでの時間を逆算して、情報収集に使える時間を確保します。準夜帯なら15時30分入りで16時申し送り開始という病棟であれば、30分で情報収集を終わらせる計画を立てましょう。
| 時間 | やること | 目安時間 |
|---|---|---|
| 開始〜5分 | 時間指定タスクの確認(点滴交換時間・与薬時間) | 5分 |
| 5〜15分 | 受け持ち患者の基本情報・バイタル基準値の把握 | 10分 |
| 15〜25分 | カルテで夜間に確認が必要な項目のピックアップ | 10分 |
| 25〜30分 | 用紙の整理・申し送りで聞く内容の確認 | 5分 |
電子カルテを効率よく見るコツ
- 最新の記録から遡って読む:最新のDr.記録・看護記録をまず確認。古い記録は概要で把握する
- 検査値は「前回比較」で見る:今日の数値より「前回から上がったか下がったか」が重要
- 指示はフラグ・アラートを優先確認:急ぎで変更になった指示や新規追加指示を見落とさない
- 看護記録のキーワードに注目:「疼痛あり」「不眠」「転倒リスク」などのキーワードを素早くピックアップ

みらいちゃん
電子カルテって情報量が多くて全部読もうとするとすごく時間がかかります

しーちゃん
そう!カルテを全部読もうとしないことが大事。「夜間に自分が担当として何を知っておかないといけないか」というフィルターをかけながら読むと、スピードが全然変わるよ
申し送りで確認する情報はカルテで読まない
「これは申し送りで聞けばわかる」という情報は、カルテでは読まないという判断も重要です。たとえば、最近の詳しい経過・家族との関係・患者さんの性格傾向などは、担当していた看護師から直接聞くほうが正確で速い。カルテと申し送りの役割分担を意識しましょう。
新人・夜勤デビューの人へ:しーちゃんからのメッセージ
夜勤デビューの頃は、誰でも不安です。私も初めての夜勤は緊張で手が震えていました。でも、準備と経験を積み重ねることで、少しずつ自信がついていきます。
夜勤デビュー1ヶ月でできるようになること
| 時期 | 目標 | ポイント |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | 先輩の用紙を見せてもらいながらフォーマットを決める | 完璧にしなくていい、まず形を作ること |
| 3〜4週目 | 自分で用紙を作って情報収集できる | 時間はかかってもOK。漏れをなくすことを優先 |
| 2ヶ月目 | 時間内に情報収集が終わるようになる | 重要情報の優先順位がつけられるようになる |
| 3ヶ月目 | 余裕を持って夜勤に臨める | 患者さんの状態変化を予測しながら動ける |
上手くいかなくても落ち込みすぎないで
情報収集が遅い、メモが間に合わない、申し送りで漏れが出た…こういう経験は誰でもしています。大切なのは失敗から何を学ぶかです。
- 「なぜ時間がかかったのか」を振り返って次回の改善点にする
- 申し送り漏れは「なぜ漏れたか」を考えて用紙の記録方法を改善する
- 先輩に「どうすればよかったですか?」と素直に聞く
- 一人で悩まず、リーダーや先輩に相談する習慣をつける

みらいちゃん
しーちゃんも最初は不安だったんですね。少し安心しました

しーちゃん
みんなそうだよ!完璧にやろうとするより、「患者さんの安全を守るために今できることをやる」という気持ちで取り組んでほしいな。そのための情報収集だから、焦らず少しずつ自分のものにしていこうね
情報収集が上手くなると夜勤が楽しくなる
情報収集が身についてくると、「見通し」が持てるようになります。「この患者さんは2時頃に疼痛が出やすい」「バイタルが下がってきたら早めにDr.に報告しよう」という先読みができるようになると、夜勤がぐっと楽になります。
そしてその先には、患者さんへの深い観察と関わりの質が上がるという大きなやりがいが待っています。情報収集はそのための大切な土台です。
🌱 情報収集の成長ロードマップ
初心者:先輩の用紙を真似する → 中級者:自分のフォーマットを持つ → 上級者:患者の状態変化を先読みして情報を集める → ベテラン:後輩に自分のやり方を教えられる
夜勤を乗り越えるメンタルとセルフケア
情報収集の技術と同じくらい大切なのが、夜勤中・夜勤後のセルフケアです。体と心のケアを怠ると、判断力が低下してミスにつながることもあります。
夜勤中に使える「頭をリセットする」コツ
- 1〜2時間に一度、深呼吸を3回する:酸素を取り込み集中力をリセット
- 少量の食事・水分補給をこまめに:血糖値の急低下は判断力低下につながる
- 小さな優先順位整理を繰り返す:今一番大事なことは何かを30秒考える習慣
- 「次の1時間で何をするか」を書き出す:頭の中を整理して漏れを防ぐ
夜勤前後の体調管理
| タイミング | おすすめの過ごし方 | 理由 |
|---|---|---|
| 夜勤前日 | 17〜18時に2〜3時間仮眠 | 夜勤中の眠気を軽減するため |
| 夜勤前 | 重い食事は控える・消化に良いものを | 胃腸への負担を減らし体調を整えるため |
| 夜勤中 | 仮眠が取れる病棟では必ず取る | 後半の集中力維持・ミス防止のため |
| 夜勤後 | すぐに寝すぎず4〜5時間で起きる | 昼夜逆転を防ぎ翌日に影響を出さないため |
| 夜勤明け | 軽い運動や日光浴を取り入れる | 体内時計のリセットに効果的 |
「完璧にやらなくていい」という許可を自分に与える
夜勤中は予期しないことが次々と起きます。全てを完璧にこなそうとすると、それだけで精神的に追い詰められてしまいます。

みらいちゃん
どうしても「全部完璧にやらなきゃ」って思っちゃうんです。プレッシャーで眠れない時もあって…

しーちゃん
気持ちわかるよ!でも完璧主義は夜勤の敵でもある。「患者さんの安全を守るために必要なことを、優先順位をつけてやる」これだけでいい。困ったらすぐリーダーに声をかける、それを遠慮なくできることが実は最大の看護師スキルだと私は思ってるよ
情報収集用紙は「完璧に作るためのツール」ではなく、「自分が患者さんを安全に看護するためのサポートツール」です。ツールに使われるのではなく、ツールをうまく使う側でいましょう。
夜勤に慣れるまでの期間の目安
個人差はありますが、一般的には夜勤を10〜20回経験すると体が慣れてきて、情報収集のリズムも安定してくると言われています。最初の数ヶ月は「慣れるための練習期間」だと思って、焦らず積み重ねていきましょう。
💙 しーちゃんからのエール
夜勤は確かに大変だけど、日勤では経験できない患者さんとの深い関わりができる時間でもあります。夜間に不安な患者さんに寄り添えた時の充実感は格別です。情報収集をしっかりやって、安心して患者さんに向き合える看護師になっていこうね!
夜勤情報収集のNGパターン!やってしまいがちな落とし穴
情報収集のコツを身につけるのと同時に、やってしまいがちなNG行動も知っておくことが大切です。これを知っているだけで、多くのミスを防ぐことができます。
NG① 「覚えているから大丈夫」と書かない
情報収集の最大のNGは、「頭の中で覚えていればいい」と用紙に書かないことです。夜勤中は突発的なことが次々起き、さっき覚えたことがあっという間に飛んでしまいます。
⚠️ 「覚えている」は夜勤では通用しない!
点滴の交換時間、バイタルの再測定、与薬時間…これらは必ず用紙に書いてください。口頭で聞いたことも、その場でメモする習慣をつけましょう。
NG② カルテを全部読もうとする
電子カルテには膨大な情報が蓄積されています。全部を読もうとすると時間がいくらあっても足りません。「夜間に自分が判断するために必要な情報」だけに絞るのが原則です。
NG③ 疑問をそのままにして申し送りに臨む
カルテを見ていて「これはどういう状態?」「なぜこの指示が出ているの?」という疑問が浮かんだとき、それをうやむやにして申し送りを受けると理解が追いつかなくなります。疑問点は必ず用紙にメモして申し送り時に確認しましょう。
NG④ 申し送りをただ聞くだけ

みらいちゃん
申し送りって聞くだけじゃダメなんですか?

しーちゃん
受け身で聞いてるだけだと「聞いた気になった」だけで頭に入らないことが多い。「これが起きたらどう動くか」「自分が担当したら何を確認するか」という視点で能動的に聞くと、情報の定着が全然違うよ!疑問があったら積極的に質問するのも大事
NG⑤ 用紙をきれいに書こうとして時間をかける
情報収集用紙はきれいに書くためのものではありません。自分が使えればそれでOKです。汚い字でも、走り書きでも、内容が正確で自分が使いやすければ問題なし。「字が汚いから…」と時間をかけすぎて情報収集が終わらない、というのは本末転倒です。
NG⑥ ひとりで全部解決しようとする
夜勤中に何か不安なことがあったとき、「一人で解決しなければ」と抱え込むのは最も危険なNGパターンです。看護はチームで行うもの。リーダーや先輩への相談・報告・連絡を惜しまない姿勢が、患者さんの安全を守ることにつながります。
「こんなことを聞いてもいいのかな」という遠慮は一切不要です。判断に迷ったらすぐ報告という文化を自分の中に作りましょう。
情報収集用紙は「育てるもの」!継続的なブラッシュアップ方法
情報収集用紙は一度作ったら完成ではありません。使いながら継続的に改善していく「育てるもの」です。
振り返りのタイミングと方法
- 夜勤終了後:「用紙のどこを見られなかったか」「書き足りなかった項目は何か」を30秒確認する
- 月1回:「よく起きるイベントの傾向」「記録が漏れやすい情報」を振り返ってフォーマットを見直す
- インシデント後:なぜ気づけなかったのか、用紙の改善で防げたかを考える
先輩・同期の用紙を定期的に見せてもらう
自分の用紙だけを使っていると、改善のヒントが見つかりにくくなります。3〜6ヶ月に一度、先輩や同期の情報収集用紙を見せてもらう習慣をつけると、「こんな書き方があるのか!」という発見があります。

みらいちゃん
用紙って人によってかなり違うんですか?

しーちゃん
全然違う!同じ病棟でも10人いたら10種類の用紙があるくらい。それぞれが自分の思考スタイルに合わせて作り上げてきた用紙だから、お互いに見せ合うと勉強になるんだよ。私も先輩の用紙を見て「これいい!」ってどんどん取り入れていったよ
「これを使えば自分が安心して夜勤できる」が正解
最終的な情報収集用紙の正解は、「これを持っていれば安心して夜勤に臨める」と思えるものです。情報の網羅性・見やすさ・使いやすさ、そして自分の思考スタイルとのマッチ。これが揃ったとき、情報収集用紙は最強の武器になります。
ぜひ、あなただけの「最強の夜勤ノート」を育てていってください!
よくある悩みQ&A【しーちゃんが答えます!】
Q1. 情報収集に時間がかかりすぎて申し送りに間に合わないことがあります

しーちゃん
あるある!最初はみんなそうだよ。まず「全部完璧に集めようとしない」ことが大事。申し送りで確認すればいい情報は後回しにして、「これだけは自分で見ておかないと困る」情報だけ先に集める優先順位をつけよう。慣れるにつれて自然とスピードは上がるから安心して!
Q2. 用紙を作っても夜勤中に見返す余裕がありません

みらいちゃん
私も夜勤中はバタバタしてて、せっかく作った用紙を見られないことがあって…

しーちゃん
それは用紙の「見やすさ」を改善するサインかも!文字が細かすぎたり、情報が詰め込みすぎだと忙しいときに使えないんだよね。重要な情報は大きく・太く・赤で、という基本を意識してみて。ぱっと見て何をすればいいかわかる用紙を目指そう
Q3. 先輩の申し送りが早くてメモが追いつきません

しーちゃん
これも新人あるある!まず「全部書こうとしない」こと。キーワードだけをメモして、後でカルテで確認できることはカルテに任せればOK。それより、「これはカルテには載っていない情報だ」というものだけ必死にメモしよう。先輩に「少しゆっくり話してもらえますか」と頼むのも全然OK!
Q4. 受け持ち患者数が多くて情報収集が終わりません

しーちゃん
受け持ち数が多い時は、患者さんをリスクで層別化して、高リスクの患者さんから情報を集めるのがコツ。たとえば「術後1日目」「バイタルが不安定」「せん妄リスクあり」の患者さんから先にやる。「変化なし・安定している」患者さんは最低限の確認でOKという割り切りも大事
Q5. 夜勤中に予想外のことが起きて用紙が役に立たなくなります

みらいちゃん
急変が起きたら情報収集用紙どころじゃなくなっちゃいますよね…

しーちゃん
急変時はそれで正解!急変対応に集中して、終わったらその経過を用紙に記録する。用紙は「計画ツール」であると同時に「記録ツール」でもあるの。急変後はリアルタイムで何が起きたかをメモしておくと、申し送りがめちゃくちゃ楽になるよ
Q6. 夜勤ごとに情報収集のやり方を変えてもいいですか?

しーちゃん
もちろん!患者さんの構成や重症度によって毎回変えていいんだよ。基本のフォーマットは統一しつつ、その夜の患者さんに合わせて記載内容を調整する感じ。「今夜はこの患者さんが一番リスク高い」という視点で用紙の使い方を変えていこう
Q7. 情報収集に自信がついてきたらどんなステップに進めばいいですか?

しーちゃん
情報収集に慣れてきたら、次は「アセスメント力」を磨く段階!単に情報を集めるだけじゃなく、「この患者さんは夜間にこうなる可能性がある」という予測ができるようになると一気に看護師としてのレベルが上がるよ。根拠を持って動ける看護師が目指すゴールだね
まとめ:自分だけのしーちゃん式ノートを作ろう
今回は夜勤の情報収集用紙の作り方と、しーちゃん式の4ステップについてご紹介しました。
📝 今日のまとめ
① まずは先輩の方法を真似するところから始めよう
② 用紙には「患者基本情報・タスク・バイタル基準・イベント記録」の4軸を持たせる
③ 時間指定タスクは最初に確認!□を使って「済み」を見える化
④ 異常バイタルは再測定の予定を事前に書き込む
⑤ 夜間イベントは色ペンでリアルタイムに記録→申し送りに活かす
⑥ 「忘れることを前提に、仕組みで防ぐ」という発想で用紙を作る

みらいちゃん
先輩のものを真似して、少しずつ自分流にしていけばいいんですね!なんだかできそうな気がしてきました!

しーちゃん
そう!最初から完璧な用紙は存在しないし、ベテランになっても「このやり方でよかったかな?」って試行錯誤してるんだよ。大切なのはやりながら改善し続けること。患者さんの安全を守るために、一緒にいいノートを作っていこうね
夜勤は大変なこともたくさんありますが、情報収集がしっかりできていると自信を持って勤務に臨めるようになります。最初はゆっくりでいい、少しずつ自分のスタイルを確立していきましょう!
この内容が、少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです!
以上、しーちゃんでした!読んでくれてありがとうございます〜!😊
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きゃりあサポートラボナース
情報収集スキルを高めることは、看護師としての基礎体力を高めることと同じです。毎回の夜勤を「練習の場」として捉え、少しずつ成長していきましょう。
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