今日も患者さんへの看護ケア、お仕事お疲れ様です
あなたの働きはきっとケアした方の助けになっています
あなたの頑張りや辛さはあなたの力になっています
今日を過ごせた自分をよく頑張ったと認めましょう
こんにちは!
記事を読んでくださりありがとうございます
今回は循環観察の5つ目の観察項目である血圧です
血圧管理の中でも今回は「低血圧」について解説します!

結論!!
・ショックは代償性ショック(プレショック)で見つける
・低血圧性ショックは発見が遅れたと思って迅速に行動しよう
・ショックは血圧低下したことではない
その理由についても説明していきましょう〜

血圧って毎日測ってるから結構詳しいよ〜

いいね〜!
低血圧の考え方など、ショック状態と合わせて説明していくね〜
<もくじ>
1.血圧はショックでも維持されていることがある
2.ショックは代償性ショック(プレショック)でみつけるべし!
3.そもそも、ショックってなに?
4.代償性ショック(プレショック)も低血圧性ショックも必ず報告!!
5.報告は勇気を出して、オーバートリアージ!
6.まとめ
1.血圧はショックでも維持されていることがある

ショック状態に陥る時、身体は生命を維持するために頑張ります
自律神経の一つ交感神経が優位になります
体の体温を上げたり、心拍数を上げたて主要な臓器に血液を頑張って送ります
この状態を「代償性ショック(プレショックと呼ばれる)」です
この段階では、血圧は下がりません
↓↓↓
ただ、
交感神経優位で心拍数を上げたりと頑張りはずっと続きません
我々の体力ややる気と一緒です
身体の頑張りが「もう無理〜」となると、いよいよ血圧が下がってきます
この状態を「低血圧性ショック」と呼びます
成人で収縮期血圧90mmHg以下と覚えておきましょう
2.ショックは代償性ショック(プレショック)でみつけよう!
現場ではよく「血圧が下がっているからショック」といった言葉を聞いたことはありませんか?
先ほども書いたように血圧が下がっている状態(低血圧性ショック)は、身体がもう無理〜となった後に起きます。ここでの急変発見は手遅れです
低血圧性ショックは患者さんが急変して、一定の時間が経っています
看護師は患者さんが急変する前に見つけて、食い止めることができる職種です!
急変する前というのは「代償性ショック(プレショック)」の状態で急変を見つけることが理想です
代償性ショック(プレショック)の状態では血圧は下がらないため、
のシリーズでお伝えしたように、呼吸数増加や手が冷たいとか毛細血管再充満時間(CRT)延長など、血圧ではない観察項目でショックを見つけることが必要になります
3.そもそも、ショックってなに?
ここまで説明してくると、混乱を招くことが多いです💦

血圧が下がっていることをショックって教えてもらったから、しーちゃんの言っていることがよくわからないよ!!

そうだよね。みらいちゃん、ここで学ぼう!「ショックは血圧が下がることではない」んだよ。
血圧の下がったショックを見つけたときは「発見が遅れた!」となるんだ
⭐️ショックは、重要な臓器に血流が十分に行き届いてない状態⭐️
ショックとは血圧低下していることではないです
重要臓器は肺・心臓・脳・腎臓・肝臓と覚えてください
これら臓器に血流が行き届かないとどうなるか・・・
・例えば腎臓なら尿量が低下する、脳ならぼーっとする などです
これらを見つけるための観察を
この記事達で説明しています

4.代償性ショック(プレショック)も低血圧性ショックも必ず報告!!
代償性ショックは血圧低下しないため、呼吸数増加や手が冷たいとか毛細血管再充満時間(CRT)延長など、血圧ではない観察項目でショックを見つけることが必要です
正直、すっごく難しいです
看護師の「いつもと違って何か変かも?」という第6感に近いものも重要です
気になったら、
の内容を観察しましょう
そして、必ず報告です
「何か変」これもすごく大事な感性です、私は報告歓迎です
「ありがとう、すぐに見にくね」と言います
勇気を持って報告しましょう
5.報告は勇気を出して、オーバートリアージ!
①急変しているかもしれないけど、違うかもしれないし自信ないからいうのやめよう
②急変してるかもしれないから、違うかもだけど言っておこう
あなたはどちらを選びますか?
自分の意見を伝えることが難しいことが多いと思いますが、
★報告してみてもらったけど、結局何にもなかった★
これってほんとに素晴らしい行動だと思います。患者さんのために行動を起こせました
看護師はオーバートリアージ(患者さんに何かあったら困るから少しオーバーに物事を捉える)で大丈夫です
違ってたら患者さんも看護師も良かったってことですからこれでいいんです
勇気がいります
私は報告してきたことに感謝しかありません、「報告してくれてありがとう」
感謝を述べることが、次の迅速な報告につながると信じています
6.まとめ
今回は
・ショックは血圧が下がる前、代償性ショック(プレショック)で見つける
・低血圧性ショックは発見が遅れたと思って迅速に行動しよう
・ショックは血圧低下したことではない
これであなたは、ショックってなに?と聞かれたら
「主要臓器の血流が低下している状態」と答えられます
患者さんの低血圧に注意して観察をしていきましょう
この記事の内容をマスターするのは難しいのでだんだん覚えていきましょう
20年やっててやっと染みついたことなので・・・
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事があたなに少しでも役に立っていただけたら幸いです
⭐️この記事を読んでいることが、あなたが頑張っている証拠です!
これからも、少しずつ学んで成長していきましょう⭐️



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