【クリティカルケア認定看護師・特定行為研修修了者が解説】新人看護師が「辞めたいけど言えない」と追い込まれていく理由

【クリティカルケア認定看護師・特定行為研修修了者が解説】新人看護師が「辞めたいけど言えない」と追い込まれていく理由 ナース1年目のよりどころ

今日も患者さんへの看護ケア、お仕事お疲れ様です

あなたの働きはきっとケアした方の助けになっています

あなたの頑張りや辛さはあなたの力になっています

今日を過ごせた自分をよく頑張ったと認めて大丈夫です

こんにちは!

しーちゃんです!

救急や急性期の分野では特に

秋から冬になってくると普段と比べて忙しくなってきます

ただでさえ、毎日をなんとか過ごしている

新人看護師にとってはつらい時期になります

忙しかったり、うまくいかないことが続いたり

人間関係にもよってストレスが溜まってくると

「辞めたい・・・」と思います

ですが、看護師という職業になる方は

多くが責任感が強く、真面目です

「辞めたくても言えない・・・」

となってしまいがちです

辞めたいと思ってもいいんです!

なんで辞めたいと思うのか、この気持ちをどうすればいいのか

状況を整理して

まずは心の整頓をしましょう

<今回の記事で達成できること!>

・辞めたいを言えないのは「責任感や優しさが強く、自分より周囲を優先してしまうから」について知ることができる

<本日の結論>

・辞めたいと思ってもいい

・辞めたいと思った自分を責めなくていい

みらいちゃん
みらいちゃん

しーちゃん、毎日毎日忙しくて、覚えることも多いけど全然覚えられなくて、もうやっていけないよぉ。正直しんどくて辞めたい。。でも職場でそんなこと言えないし、もう限界かも。。。

しーちゃん
しーちゃん

みらいちゃん、毎日本当に頑張ってるんだね。辞めたいとかつらいといった感情表現は職場だとなかなか言いづらいよね。でもね、言ってもいいし、そう思ってもいいんだよ。それ、普通のことだよ、大丈夫、今の状況を整理していこう。

<もくじ>

1.「辞めたい」と思ってしまうのは普通

2.なぜ言えないのか

3.一番危ない状態(言えないまま我慢する)

4.辞めたいと思うことは悪ではない

5. “言えない人”が取っていい小さな逃げ道

6.メッセージ

7.私の体験談

8.まとめ

1.「辞めたい」と思ってしまうのは普通

リラックスする看護師

辞めたいと思うのは

弱いからでも、向いてないからでもなく

環境負荷が大きい世界にいきなり入ってきたため

です

一般的に仕事はまず覚える→慣れてきたら責任が増える

となりますが

看護師の場合は

・覚える前から責任が重め

・毎日評価される

・命を扱うプレッシャー

・ミス=事故につながる怖さ  など

この負荷を毎日受けていたら、

「もう無理かも」「辞めたい」

と思うのはむしろ自然な反応です

このほかにも

・仕事のスピード感が早い

・専門用語だらけ

・人間関係も上下関係が厳しい

・常に緊張状態

・失敗できない空気    です

初心者がいきなりプロの現場に立っている状況で

辛くなるのは当然です

「辞めたい」という感情は逃げではなく

心が出している”負荷の限界サイン”です

このサインをそのままにすると

・自己否定が強くなる

・気持ちが折れる

・体調を崩す

だからこの段階で必要なのは

「そんなふうに思ってしまう自分」を許すことです

2.なぜ言えないのか

患者さんと関わる看護師

なぜ言えないか

それは、勇気がないからではありません

「責任感や優しさが強く、自分より周囲を優先してしまうから」です

まさに看護師らしい性格かもしれません

その理由として


① 迷惑をかけると思ってしまう
②まだ1年も経っていない罪悪感
③ 「逃げた」と思われる怖さ
④先輩にどう思われるか
⑤ 親や周囲への申し訳なさ
⑥奨学金・人間関係・評価の不安

これらが挙がってくるのではないでしょうか

① 迷惑をかけると思ってしまう

新人看護師としてまだ戦力になれていないと感じていることで

・今辞めたらさらに負担をかける

・教えてくれた人に申し訳ない

・シフトが崩れる

・自分のせいで忙しくなる

と「自分の苦しさより周り」のことを考えてしまいます

自分が限界なのにそれでも我慢してしまう状態が続いてしまいます

②まだ1年も経っていない罪悪感

新人看護師の思い込みとして

・1年は続けなきゃいけない

・ここで辞めたら甘え

・途中で投げ出したと思われる

・「新人なのに辞める人」になってしまう怖さ

③ 「逃げた」と思われる怖さ

・根性なしと思われる

・看護師に向いてないと言われる

・評価が下がる

・次の職場に響くかもしれないという不安

”レッテル”が怖く感じます

これは弱さじゃなく、防御本能です

④先輩にどう思われるか

先輩との人間関係は非常に重要です

・嫌われたくない

・冷たくされるのが怖い

・気まずくなる

・裏で何か言われるかも

この恐怖はかなり大きいです

⑤ 親や周囲への申し訳なさ

・学費を出してもらった

・応援してくれている

・看護師になれたのに辞めるなんて・・・

「期待を裏切る」感覚が重くのしかかります

⑥奨学金・人間関係・評価の不安

ここがさらに新人看護師を縛ります

・奨学金の返済期間

・辞めた後の職場から何か言われるのか不安

・今よりも悪くなるかもしれない恐怖

・相談したら評価が下がるのではないかという不安

だから

心は限界でも、口に出せなくなります

3.一番危ない状態(言えないまま我慢する)

悩んでる看護師

次の状態は本当に危険です

自分に当てはまることありませんか

• 心がすり減る感覚がある
• 体調不良が出る
• ミスを引き寄せる
• 泣きながら出勤する
• 笑えなくなる

私が書いた他の記事でも

「続けることでできるようになる」といった

続けることに関する美学のようなことを書いていますが

前提として、頑張る気力がある状態の方に向けて書いています

心が限界の状態でつらいことを続けると破綻してしまいます

心の破綻を起こすと復活するまですごく時間がかかります

足の怪我から復活するとは時間軸が全然違います

なので

心に関しては、折れる前に対処することが大事だと思っています

でも

それはわかってるけどできないんだよ

と思う気持ちもわかります

4.辞めたいと思うことは悪ではない

風呂に入って悩む看護師

辞めたい=自分がダメ ではありません

仕事がつらい と思うところもありますが

「つらいと思ってしまう自分」を責めてしまうこと

で苦しんではいませんか

これはみなさん個人のせいではありません

環境の問題だと思います

今いる場所の環境はどうでしょう

先ほども書きましたが

・救急、ICU、急性期の病棟は負担が大きい

・常に命のプレッシャー

・スピードが異常に早い

・人間関係も緊張感が高い など

環境とのミスマッチです

メガネの例え話ですが

度があってないメガネをかけていたら

景色はぼやけて、場合によっては頭が痛くなります

それは「目が悪いから」ではなく

メガネが合ってないからです

職場との相性はすごく今の気持ちに影響します

(厳密に言えば目が悪くなければメガネかけなくてもいいのではないか、となりますが今回の論点はそこではないので説明は省きます)

5. “言えない人”が取っていい小さな逃げ道

日記を書く看護師

この記事を読んでいる方は

すぐに辞めるために

辞表の書き方と提出の方法を求めているのではないと思います

「逃げ道を作っておく」ことは非常に大切です

逃げ道の作り方を提案します

①紙でもスマホでもいいから気持ちを書き出しておく

→書き出すとわかっていなかった自分の本音が出ることがあります

 気持ちを溜め込まないために私はお勧めします

②信頼できる一人にだけ話す

→複数人に話すと誰に話したっけ?となったり

 話した複数人同士で話が回ってしまい、あまり良い展開になりません

③師長ではなく教育担当者でも話すのはOK

→できるだけ、役割や役職がある方にいう方がいいと思います

 信頼できる先輩でもいいですが、責任の重さも考えて、真剣に向き合ってくれるのは師長や教育 

 担当者など役割がある人です

 そこにも話せないなら、信頼できる先輩に話してみましょう

④「相談」「聞いてほしい」の温度感でいい

→「あなたはどうしたいの?」って聞かれるのが怖くて結論を決めていかなきゃいけないのかな

 と思うかもしれませんが、決めずに相談しに行きましょう

 当人の中で結論が決まっていると出せるアドバイスも出せなくなってしまいます

 まずは心のうちを打ち明けて、相手の話に耳を傾けましょう

⑤いきなり決断しなくていい

→④と似たような内容になりますが、決断はもっと先でいいです

 何かを決めようとすることはすごく多くのエネルギーを必要とします

 何かを決めなきゃいけない時は、そうしようって心が先に反応します

 「決めなきゃ」と思っている時は、少し待ってもいいのかもしれません

6.メッセージ

• 辞めたいと思うほど頑張っている証拠

• 壊れる前に逃げていい(逃げ道を作ることは積極的にしよう)

・辞めたいを言えないのは「責任感や優しさが強く、自分より周囲を優先してしまうから」

7.私の体験談

私が20年働いてくる中で何度辞めたいと思ったか

手と足の指の数だけじゃ足りないです

ネガティブに「辞めたい・・・」と思うこともあれば

感情的に「辞めてやる!!」ということも

「やっぱやめようかなぁ」ということもありました

仕事のつらさもありますが、人間関係が多いと思います

先輩のこともあれば、上司のこともあり、なかなか解決できないことも多かったです

自分ごとで片付くことはよく日記を書いてました

環境をなんとかしなければならないと思った時には

信頼できる上司に相談しました

幸い、私は周りの方に助けられ仕事を続けることができました

自分の感覚で言えばギリギリでした

この先もわかりませんが

辞めたらどうしようかと転職について考えておくこと

逃げ道を考えておくことは今でも常に行なっています

少し気持ち楽になりますよ

自分の感情を押し殺してまでやり続けなきゃいけない仕事なんてないと思います

8.まとめ

しーちゃん
しーちゃん

みらいちゃん、どうだったかな?

みらいちゃん
みらいちゃん

辞めたいって思うことがすごく悪ことなのかと思ってたけど、そうじゃないことがわかって少し安心したよ。逃げることは良くないって思ってから逃げ道を作るってことすら考えてなかったよ。少し考えてみようかなって思えたよ。

しーちゃん
しーちゃん

それならよかったよ。環境が合ってないとか、自分だけじゃどうにもならないこともあるけど、日記を書いたり自分だけで進められることもあるから、できることからやってみよう。ただ、自分の心が限界を訴えていたら素直に聴いてあげようね

みらいちゃん
みらいちゃん

うん、ありがとう!しーちゃんがそういってくれるだけで少し心が軽くなったよ。自分にやれることから少し見直してみるね。

心が折れたり、怪我をすると回復に本当に多くの時間がかかります

まずは、自分の心の限界サインを聴いて、従うこと

決して、押さえ込まないようにしてほしいと思います

以上、しーちゃんでした!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

この記事があたなに少しでも役に立っていただけたら幸いです

⭐️この記事を読んでいることが、あなたが頑張っている証拠です!

                  これからも、少しずつ学んで成長していきましょう⭐️

これから経験を積む看護師さんの伴走者 看護の考えでポジティブな人生の送り方を支援する

きゃりあサポートラボナース

<番外編>

ここまで読んでくれたあなたは、

きっとずっと一人で我慢してきたんだと思います。

辞めたいと思っている自分を責めながら、

それでも毎日ちゃんと出勤している。

それだけでも、本当はもう十分すぎるほど頑張っています。

心が限界に近いときは、

無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。

本編でも触れましたが、

まずは「緊張している心」を少しだけ緩めてあげてください。

カフェインレスのハーブティーを飲んで、

“考えるのを一度止める時間”を作るのはいかがでしょうか

温かいものを飲むだけでも、

呼吸がゆっくりになって気持ちが少し落ち着きます。

今日のことは、今日はここまででいい。

自分を守る夜を作ってあげてください。

👉 新人さんの心を休める用に貼っておきます

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