今日も患者さんへの看護ケア、お仕事お疲れ様です
あなたの働きはきっとケアした方の助けになっています
あなたの頑張りや辛さはあなたの力になっています
今日を過ごせた自分をよく頑張ったと認めて大丈夫です
こんにちは!
今回は「心拍数」と「脈拍」の違いについて説明します
言葉の違いを知っておくことは医療現場でもすごく大事です!
医師や先輩の会話を1日でも早く理解できるようになるために、最後まで読んでいってください!
<今回の記事で達成できること!>
・違いを知ることで、言葉の使い分けができる
・先生や先輩の会話が理解できるナースに近づける
<本日の結論>
・心拍数は「心臓目線」
・脈拍は「末梢目線」

苦手な話かも〜、心拍数と脈拍って違うの?

違うよ〜、バイタルサインをとる時にも大事な知識だから一緒に学習していこう〜
<もくじ>
1.心拍数(しんぱくすう)とは
2.脈拍(みゃくはく)とは
3.心拍数≠脈拍となる代表例
4.まとめ
1.心拍数(しんぱくすう)とは

心拍数は心臓が1分間に「ドクン」と拍動した回数です
★どうやって測るの?★
→心電図、心音(聴診)、心電図モニターの情報です
これは、心臓そのものの電気刺激や心臓収縮の回数を表しています
2.脈拍(みゃくはく)とは
脈拍は、心臓の拍動が血流となって末梢の動脈まで伝わり、動脈で触れる拍動の回数です
★どうやって測るの?★
→橈骨動脈、頸動脈、大腿動脈などです
脈拍は、実際に末梢の動脈に届いた拍動の回数です
3.心拍数≠脈拍となる代表例

心臓は「ドクン」とした回数と、脈拍の回数が違うことがあります
その代表例を挙げていきます
①心房細動(Af:エーエフ)
・心拍数は多いとき、脈拍は少なかったり不規則になって脈拍として触れない脈がある場合があります
→洞調律から心房細動に変化した場合は、心電図をとって医師に報告する必要がありますが、慢性的に心房細動の方もいます
心房細動の脈が正常と比べて触れにくいのは異常ではないことが多いですが、そのほかの所見と総合的に判断していく必要があります
②期外収縮が多いとき
期外収縮とは心房性(APC:エーピーシーまたはピーエーシー)と心室性(VPC:ブイピーシーまたはピーブイシー)があります
期外収縮が起きた時の脈拍は弱いです(正常と比べて)
頻脈の場合だと触れにくいことが多いです
→期外収縮は異常な波形ですが、健常な方でも現れることがあります。これも、総合的な判断が必要になってきます(今回は説明を省いています)
心拍数の正常値と異常——徐脈・頻脈のラインと臨床での意味
心拍数の基本的な正常値は「1分間に60〜100回」です。しかしこれはあくまでも目安であり、患者さんの年齢・基礎疾患・内服薬・活動状態によって大きく変わります。数値だけでなく「その患者さんにとって正常か」という視点が重要です。
| 分類 | 心拍数の目安 | 主な原因・背景 | 看護師が注意すること |
|---|---|---|---|
| 正常 | 60〜100回/分 | 洞調律(サイナスリズム) | 変化の幅を継続観察する |
| 徐脈(ブラジカルディア) | <60回/分 | 洞不全症候群・完全房室ブロック・β遮断薬・迷走神経亢進 | めまい・失神・低血圧の有無を確認。即時報告の対象 |
| 頻脈(タキカルディア) | ≥100回/分 | 発熱・貧血・心房細動・心室頻拍・甲状腺機能亢進 | 症状(動悸・胸痛・SpO₂低下)の有無を確認 |
| 高度徐脈 | <40回/分 | 完全房室ブロック・洞停止 | 意識レベル・血圧同時確認。緊急報告 |
| 心室頻拍(VT) | ≥120〜200回/分 | 心筋梗塞・心筋症・電解質異常 | 意識と脈を確認し、脈なし→BLS開始 |
徐脈で特に注意すべき症状
- めまい・ふらつき:心拍出量の低下による脳への血流不足
- 失神・意識消失:高度徐脈では前触れなく倒れることがある
- 易疲労感・息切れ:全身への酸素供給が不足している状態
- 低血圧:脈が遅いと1回あたりの心拍出量が増えないと血圧が保てない
頻脈で特に注意すべき症状
- 動悸・胸部不快感:心臓が速く動いていることを自覚している
- 胸痛:頻脈による心筋酸素消費量増大。特に狭心症・心筋梗塞患者で危険
- SpO₂低下:心室頻拍など血圧低下を伴う不整脈では酸素化が悪化
- 意識障害:心室細動(VF)では直ちに心肺停止となる
「脈が早い・遅い」だけじゃなくて、患者さんが「どんな症状を感じているか」を一緒に確認するのが大事だよ!数字と症状をセットで見るのが看護師のアセスメントだよ!
脈拍測定の実践テクニック——正確に測るためのポイント
脈拍測定は看護師が毎日行う基本的な技術ですが、「なんとなく測る」と正確な情報が得られません。リズム・速さ・強さの3つを意識して測定することで、患者さんの循環状態を的確に評価できます。
脈拍が触れる主な部位と使い分け
| 部位 | 触れる動脈 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| 手首(内側) | 橈骨動脈 | 通常の脈拍測定。最も一般的 |
| 首 | 頸動脈 | 橈骨動脈が触れないとき・心肺蘇生時の確認 |
| そけい部 | 大腿動脈 | ショック状態で末梢の脈が触れないとき |
| 足の甲 | 足背動脈 | 下肢の血流評価・末梢循環の確認 |
| 膝の裏 | 膝窩動脈 | 下肢血管病変の評価 |
橈骨動脈での正確な測定方法
- 患者さんを安静にしてから測定する(運動・興奮後は5分待つ)
- 示指・中指・薬指の3本を橈骨動脈の上に軽く当てる(親指は使わない)
- 最低30秒間計測し、2倍して1分値とする。不整脈がある場合は1分間計測
- リズムが規則的か不規則かを同時に評価する
- 脈の強さ(大脈・小脈)・緊張度(硬い・柔らかい)も感じ取る
脈拍の性状を評価する4つの要素
| 要素 | 正常 | 異常の例と意味 |
|---|---|---|
| 速さ | 60〜100回/分 | 頻脈:交感神経亢進・発熱・不整脈 / 徐脈:迷走神経・薬剤・ブロック |
| リズム | 規則的 | 不規則:心房細動・期外収縮 → 心電図で確認 |
| 強さ(大小) | 触れやすい(中等度) | 大脈:大動脈弁閉鎖不全 / 小脈:心不全・ショック |
| 緊張度 | やや硬い感触 | 硬い(高緊張):高血圧 / 柔らかい(低緊張):脱水・ショック |
脈拍って「回数だけ数えたらOK」じゃないんだよ。リズムの乱れや脈の弱さに気づくことで、患者さんの変化を早期に発見できるんだよ。3本指でしっかり感じ取る習慣をつけよう!
不整脈と脈拍の関係——心拍数と脈拍が「ずれる」しくみを理解する
心臓がドクンと拍動しても、その拍動が必ずしも末梢動脈まで届くとは限りません。これが「心拍数≠脈拍」となる状態です。代表的な不整脈ごとに、なぜずれが生じるのかを理解しておきましょう。
①心房細動(Af:Atrial Fibrillation)の詳解
心房細動では心房が1分間に300〜600回もの微細な電気刺激を発生させ、心室へ不規則に伝わります。このため心室の収縮も不規則になり、収縮が弱い拍動は末梢まで届かず「脈の欠落」が生じます。
| 心房細動での状態 | |
|---|---|
| 心電図上の心拍数 | 多いが不規則(波形はP波が消え、細かいf波が出現) |
| 橈骨動脈の脈拍 | 心拍数より少ない(欠落した分が触れない) |
| リズム | 絶対的不整(完全に不規則) |
| 特徴的な触れ方 | 「ドン・ン・ドン・ドン・ン・ドン」のように抜ける感じ |
心房細動の患者さんでは、モニター上の心拍数と、実際に橈骨動脈で触れる脈拍数が異なります。この差を「脈拍欠損(Pulse Deficit)」といい、値が大きいほど心拍出量の低下を示します。
②期外収縮(APCとVPC)の詳解
期外収縮は、洞結節以外の場所から早期に電気刺激が発生する不整脈です。早期に発生するため心室に十分な血液が充満する前に収縮が起き、末梢まで届かない弱い拍動が生じます。
- 心房性期外収縮(APC):心房から発生。比較的良性で、多くの場合は心拍出量への影響が少ない
- 心室性期外収縮(VPC):心室から発生。連発(2連発・3連発)すると心拍出量が低下。R on T型は心室細動誘発のリスクあり
③完全房室ブロック(完全AVブロック)
洞結節から発生した電気刺激が心房から心室へ伝わらなくなる状態です。心房と心室がそれぞれ独立したリズムで動くため、心拍数(心房の収縮回数)と脈拍(心室の収縮が末梢に伝わる回数)が完全に別々になります。心室は自分のペースで30〜40回/分程度しか収縮せず、高度の徐脈となります。
心室細動や無脈性心室頻拍では、心臓は動いているように見えても末梢に血液が送れず脈拍は触れません。モニターのアラームが鳴り、患者さんへの呼びかけに反応がなければ即座にスタッフを呼び、BLS(一次救命処置)を開始してください。
不整脈の種類って最初はたくさんあって混乱するよね。でも「心拍数と脈拍がずれる理由」を理解しておくだけで、どの不整脈でも「脈を触れて確認しよう」って思えるよ!その一手が患者さんを守るんだよ。
心電図モニターと脈拍——「モニターを見るだけ」では不十分な理由
救急病棟や集中治療室では心電図モニターが常に稼働しています。モニター上の心拍数は自動計算されて表示されますが、これは「心臓の電気刺激の回数」であり、必ずしも「実際に血液が末梢まで送られた回数」とは一致しません。
だからこそ、「モニターで脈が出ているから大丈夫」という判断は危険です。特に以下のケースでは必ず手で脈拍を確認することが必要です。
| 状況 | モニター上 | 脈拍の実際 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 心房細動 | 心拍数表示あり(不規則) | モニター値より少ない(欠落あり) | 橈骨動脈で1分間計測 |
| 無脈性電気活動(PEA) | 心電図波形あり | 脈拍なし(触れない) | 即BLS開始 |
| アーティファクト | 頻脈に見える波形 | 実際は体動・電極ずれ | 患者に触れて確認 |
| 細動(VF) | 混乱した波形 | 脈なし | 即BLS・除細動 |
アーティファクト(偽波形)への対処
患者さんの体動・電極の剥がれ・電気系のノイズにより、モニター上に異常波形が出ることがあります(アーティファクト)。「モニターが鳴ったら患者さんを見る」が鉄則です。アラームが鳴ったときの最初の一手は「患者さんの顔を見て呼びかけること」です。
- モニターアラーム→まず患者さんを見る(意識・呼吸・顔色)
- 異常が疑われれば→手で脈を確認する
- 脈が触れなければ→即大声でスタッフを呼ぶ・BLS開始
- 体動・電極ずれが原因なら→電極を貼り直して再確認
モニターはあくまでも「情報の一つ」だよ。最終的に「この患者さんは今どんな状態か」を判断するのは看護師の目と手なんだよ。機械を信頼しすぎないことが大切!
心拍数・脈拍に影響する要因——数値が変動する理由を知っておこう
心拍数と脈拍は生理的にも病的にも様々な要因で変動します。「さっきまで正常だったのに急に頻脈になった」という変化に気づくためには、何が影響するかを知っておくことが大切です。
生理的要因(病気ではない変動)
| 要因 | 変化の方向 | メカニズム |
|---|---|---|
| 運動・労作 | 増加 | 交感神経亢進・カテコラミン放出 |
| 深呼吸・安静 | 減少 | 副交感神経(迷走神経)亢進 |
| 食後 | 一時的増加 | 消化器への血流増加→心拍出量増加 |
| 体位変換(臥位→立位) | 一時的増加 | 起立性反応(血圧低下→反射的頻脈) |
| 体温上昇 | 増加 | 体温1℃上昇→約8〜10回/分増加 |
| 年齢 | 加齢で減少傾向 | 洞結節の老化・副交感神経反応低下 |
病的要因(疾患・治療による変動)
- 発熱・感染症:炎症性サイトカインによる交感神経亢進→頻脈
- 貧血:酸素運搬量低下を補うための心拍数増加
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモンによる心拍数増加(安静時でも頻脈)
- 脱水・出血:循環血液量低下→代償的頻脈
- 心不全:心拍出量低下→代償機序として頻脈
- 迷走神経反射(血管迷走神経性失神):採血・痛み・恐怖で急激な徐脈・低血圧
薬剤による影響
| 薬剤 | 心拍数への影響 | 代表的な薬剤 |
|---|---|---|
| β遮断薬 | 徐脈 | メトプロロール・ビソプロロール・カルベジロール |
| カルシウム拮抗薬(非DHP系) | 徐脈 | ジルチアゼム・ベラパミル |
| アトロピン | 頻脈 | 迷走神経遮断による心拍数増加 |
| ジゴキシン | 徐脈 | 過量投与→高度徐脈・ブロック |
| カテコラミン(アドレナリンなど) | 頻脈 | 交感神経刺激薬 |
薬を投与したあとはバイタルの変化をより細かく見る習慣をつけよう!「β遮断薬を始めたから徐脈になりやすい」という知識があれば、脈が遅くなっても落ち着いて対応できるよ。
「心拍数」と「脈拍」——臨床での使い分けと報告の型
医師や先輩との会話で正しく使い分けができると、チームの中での信頼度が上がります。どちらの言葉を使うべき場面か、報告の型と合わせて確認しましょう。
場面別の使い分け
| 場面 | 適切な言葉 | 例文 |
|---|---|---|
| 心電図モニターの値を報告するとき | 心拍数 | 「心拍数は110回/分で頻脈傾向です」 |
| 橈骨動脈で測定した値を報告するとき | 脈拍 | 「脈拍数は80回/分、リズム不整です」 |
| 心房細動で差がある場合 | 両方を区別して報告 | 「心拍数110回/分、橈骨動脈での脈拍は78回/分です。脈拍欠損が32ありました」 |
| バイタルサイン全体を報告するとき | 脈拍(一般的) | 「脈拍は○○回/分、整脈です」 |
不整脈を発見したときの報告テンプレート
「○○号室の△△さん(○歳)ですが、脈がリズム不整で不規則です。橈骨動脈での脈拍は□□回/分、モニター上の心拍数は××回/分です。患者さんは【症状あり/なし】です。12誘導心電図の記録を取りましたのでご確認いただけますか」
報告のポイントは①心電図上の心拍数と脈拍の両方を伝える、②症状の有無を添える、③12誘導心電図を取って準備しておく、の3点です。
脈拍欠損(Pulse Deficit)の計算と意義
脈拍欠損=心拍数(モニター値)-脈拍(橈骨動脈で測定した値)。この差が大きいほど心拍出量が低下していることを示します。心房細動の患者さんでは日常的に測定し、差の変化を記録することが重要です。
最初は「心拍数と脈拍、どっちを言えばいい?」って迷うよね。基本は「橈骨動脈で測ったら脈拍」「モニターやる聴診なら心拍数」って覚えておけばOK!差がある場合は両方伝えよう!
よくある質問(FAQ)——心拍数・脈拍に関する新人看護師の疑問
Q1. バイタル測定でSpO₂プローブをつけると脈拍が表示されますが、これは橈骨動脈の脈拍と同じですか?
パルスオキシメーターで表示される脈拍数は、センサーが感知した末梢の脈動数(光学的に測定)で、橈骨動脈で手で測定する脈拍と原理は同じです。ただし、末梢循環が悪いとき(ショック・低体温・末梢浮腫)は波形がうまく取れず不正確になることがあります。値がおかしいと感じたら手で確認しましょう。
Q2. 心房細動の患者さんはずっと脈が不整なのですか?
慢性心房細動の患者さんは常に脈が不規則です。一方、発作性心房細動(PAF)の患者さんは、発作時だけ脈が不整になり、洞調律に戻ると整脈になります。「さっきまで整脈だったのに突然不整になった」という変化は発作性心房細動の可能性があるため、すぐに12誘導心電図を記録して報告してください。
Q3. 「脈を数えていたら患者さんに気づかれた」とき、どうすればいいですか?
患者さんに「脈を測っているのですか?」と聞かれたら、「はい、脈拍を確認させていただいています」と正直に伝えましょう。「血圧と一緒にバイタルサインの確認をしています」と自然に伝えるのが一番です。脈を測ることを知られると、患者さんが意識的に呼吸を変えてしまうことがあるので、「体温を測っています」という口実で始めて、実は呼吸数を数える、というテクニックもあります。
Q4. 子どもの脈拍の正常値は大人と違いますか?
子どもの脈拍は大人より速く、年齢とともに低下していきます。新生児では120〜160回/分、乳児では100〜160回/分、幼児では90〜120回/分が目安です。小児科配属の場合は、年齢別の基準値を確認しておきましょう。
Q5. 「脈が飛んだ」と患者さんに言われました。何を確認すればいいですか?
「脈が飛ぶ」という訴えは期外収縮(特にVPC)で最もよく見られます。まずバイタル(血圧・SpO₂)を測定し、12誘導心電図を記録してください。めまい・動悸・胸痛・意識変化がなければ緊急度は高くないことが多いですが、VPCが頻発(多発・連発・R on T)している場合は速やかに報告が必要です。
心臓の電気伝導系——心拍数が生まれるしくみを理解する
心拍数と脈拍の違いを深く理解するには、心臓の電気伝導系のしくみを知ることが近道です。「なぜ心臓は自然と動き続けるのか」「どこに異常があると不整脈になるのか」を理解すると、心電図の読み方も格段にわかりやすくなります。
電気刺激が伝わる経路
- 洞結節(SA node):右心房に位置する「心臓のペースメーカー」。1分間に60〜100回の電気刺激を自動的に発生させる
- 房室結節(AV node):心房と心室の境界にある「中継地点」。0.1〜0.2秒の伝導遅延を作り、心房の収縮完了後に心室が収縮するよう調整する
- ヒス束・右脚・左脚:心室内の電気伝導路。左右の心室に電気を素早く届ける
- プルキンエ線維:心室筋全体に電気刺激を広げ、心室全体を均一に収縮させる
| 伝導路 | 障害されると | 現れる不整脈 |
|---|---|---|
| 洞結節 | 規則的な電気刺激が出なくなる | 洞不全症候群・洞停止・洞性徐脈 |
| 房室結節 | 心房→心室への伝導が遅れる・途絶える | 1〜3度房室ブロック・完全AVブロック |
| 右脚・左脚 | 心室内の伝導が遅れる | 右脚ブロック・左脚ブロック(QRS幅が広くなる) |
| 心室筋 | 心室の自動能が暴走する | 心室頻拍(VT)・心室細動(VF) |
心電図で見るP波(心房収縮)・QRS波(心室収縮)・T波(心室再分極)は、この電気伝導の各段階を反映しています。「P波があってQRSがある→洞調律」「P波がなくf波がある→心房細動」というように、波形と電気伝導の対応を覚えると、モニター心電図の読み方がぐっとシンプルになります。
関連記事のご案内
- 救急病棟で新人看護師が最初に覚えること3つ——ABCDEアプローチと初動対応
- 先輩看護師や医師への報告のコツ——SBARを使って的確に伝える方法
- 「なんか違う」を信じる力——急変発見のための観察力を磨く
12誘導心電図と脈拍評価——なぜ不整脈に気づいたら心電図を取るのか
「脈がおかしい」「モニターに変な波形が出た」——そんなときに新人看護師がまず行う対応の一つが12誘導心電図の記録です。なぜ12誘導心電図が必要なのか、その理由と基本的な役割を理解しておきましょう。
12誘導心電図で何がわかるか
- 不整脈の種類と起源:どこから異常な電気刺激が出ているか(心房?心室?)を特定できる
- 伝導障害の有無:房室ブロック・脚ブロックなど電気の伝わり方の異常がわかる
- 虚血・梗塞の所見:ST変化・T波変化・Q波から心筋梗塞・狭心症を推定できる
- 電解質異常の推定:高カリウム血症(テント状T波)・低カリウム血症(U波出現)など
12誘導心電図を取るべきタイミング
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 脈拍の不整を発見したとき | 不整脈の種類を特定し、治療方針を決めるため |
| 胸痛・胸部不快感の訴えがあるとき | 心筋梗塞・狭心症の早期発見のため(ST変化を見逃さない) |
| 意識が急に低下したとき | 不整脈による心拍出量低下の可能性を確認するため |
| 動悸・息切れが急に出現したとき | 心房細動・心室頻拍など原因不整脈の特定のため |
| 電解質異常が疑われるとき | K・Ca・Mgの異常は心電図変化として現れやすいため |
12誘導心電図は新人看護師でも記録することができます(医師の指示のもと)。電極の貼り方と記録の手順は早期に習得しましょう。「取っておくだけで医師の判断を助ける」——この一手が患者さんの治療を変えることがあります。
12誘導心電図を取ることは「結果を読む」より先に習得できるよ。記録さえ取っておけば、あとは先生が読んでくれる。「変だと思ったらすぐ記録する」習慣が大事!
3.まとめ
結論としては、
⭐️心臓は「心臓目線」
⭐️脈拍は「末梢動脈目線」 です
この違いを理解して、バイタルサインを取ることや心電図を見ることは非常に重要なことです
現場でも、違うものを観察していることを意識して実践して行きましょう
この知識は必ず、この先の複雑な状況で役立ちます!!
「心拍数は心電図モニター、脈拍は触診。SpO2は簡易的にモニターで”数値としての心拍”がすぐに確認できる」ので便利です
以上、しーちゃんでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事があたなに少しでも役に立っていただけたら幸いです
⭐️この記事を読んでいることが、あなたが頑張っている証拠です!
これからも、少しずつ学んで成長していきましょう⭐️



コメント