今日も患者さんへの看護ケア、お仕事お疲れ様です
あなたの働きはきっとケアした方の助けになっています
あなたの頑張りや辛さはきっとあなたの力になっています
今日を過ごせた自分をよく頑張ったと認めいいんです
こんにちは!記事に興味を持っていただきありがとうございます
それでは今日もゆるく学んでいきましょう!
テーマは脈拍です!今回の結論は次のとおりです
脈拍は<中枢>と<末梢>を触れよう
触れた脈が弱くなっていたら、血圧が低下しているかも!
明らかに低血圧に脈がすごく強く触れる!?反跳脈に注意しよう
下の表でも、心拍数の次は脈拍となっています
心拍数の記事で心拍数と脈拍はほぼ一緒だよと書きましたが、ここでは実際に指を当てて、患者さんの脈拍を触知しよう!と言う内容です

結論でも書きましたが、ここでは<中枢は総頸動脈か鼠径動脈>と<末梢は橈骨動脈>を前提として話していきます
<もくじ>
1.脈拍触知は中枢の脈から
2.中枢の脈(総頸動脈と鼠径動脈)ってどうやって触知する?
3.末梢の脈(橈骨動脈)ってどうやって触知する?
4.臨床の落とし穴。特殊な触れ方、反跳脈
5.まとめ
1.脈拍触知は中枢の脈から
この患者さんは立っていますが、寝た状態で脈拍を触知して、触知できればイラストのような収縮期血圧(上の血圧)があると言われています

ただ、文献などにより値は若干違いますが大体こんな感じというのを知って欲しいです
血圧低下しているかも!と思って触知する場合は中枢の脈(総頸動脈や大腿動脈)から触っていきます
理由は、中枢の脈が触れない時は末梢の脈(橈骨動脈)も触れていないから、末梢の脈を触って確認している時間がロスになって、早急な対応したいのに数秒遅れてしまうからです
ただ、血圧低下はなさそうな意識のはっきりした患者さんです、急に首を触られたり鼠径部を触られると何事だと思うので、意識のはっきりしている方は末梢の脈から触ることをおすすめします
意識が混濁してても中枢の脈を触る時は、説明と断りを入れて相手を労いましょう
2.中枢の脈(総頸動脈と鼠径動脈)ってどうやって触知する?

基本的な触り方は上記の写真のように触ります
ちょっとわかりにくいと思いますので、下の写真のように触ります(手が切れちゃって変ですいません💦)

総頸動脈を上手に見つける方法は、口蓋垂(こうがいすい)と言われる、首の真ん中の一番でっぱってる部分に三本指を当てて、外側に指を移動させて一番初めにへっこんでいるところで触知できます
実際に自分で自分の総頚動脈を触れることがわかりやすいです
人の脈を触れることが難しいと思いますので、機会があれば患者さんや同僚の脈をふれてみるといいです
3.末梢の脈(橈骨動脈)ってどうやって触知する?

橈骨動脈の触れ方も一緒です

橈骨動脈は腕の親指側の動脈です
「親指側の動脈」と覚えていれば、触りに行くときに迷いません
脈が触れない場合は、総頸動脈や鼠径動脈が触れるか確認して血圧測定などの循環評価が必要ですが、まずは人を呼んだり報告しましょう
4.臨床の落とし穴。特殊な触れ方、反跳脈

血圧計では明らかに低血圧だけど、脈がよく触れているから大丈夫だよね。血圧壊れてるのかな〜

みらいちゃん、勉強したことを実践して偉いね。ありがとう
でも、今回はちょっと違うんだ
敗血症による血管拡張が起きて、反跳脈が起きているから脈は触れるけど緊急事態なんだ
聞いたことない言葉かと思います
知っていると臨床でたまーに出会うことがあるのでふーんくらいで聞き流しておきましょう
低血圧のはずなのに跳ねるようにすごくよく脈が触れてしまう現象です
反跳脈は、主に敗血症の患者さんで観察できることがあります
敗血症は血管が拡張してしまう病態です、そのせいで反跳脈が起きます
一般的に血圧低下すると収縮期血圧(上)が下がって拡張期血圧(下)に近づきます
一般の例え:62/52mmHg
敗血症の場合は、収縮期血圧(上)が下がって、拡張期血圧(下)も下がります
敗血症で反跳脈がおきた時の例え:62/32mmHg
5.まとめ
今回は脈の触知について学習しました
中枢の脈と末梢の脈があって、血圧低下などを疑うときは中枢から触知することも学びました
循環を評価する上で脈が触れるのかはすごく大事です
臨床だと、手術前や肺塞栓大丈夫かなぁって足背動脈を確認することもあるかと思います
足背動脈は橈骨動脈と同じで末梢の脈扱いです
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事があたなに少しでも役に立っていただけたら幸いです
⭐️この記事を読んでいることが、あなたが頑張っている証拠です!
これからも、少しずつ学んで成長していきましょう⭐️
以上、しーちゃんでした!



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