看護師になった後に迷う新人ナースへ|将来の夢と就きたい仕事は別【しーちゃん解説】

看護師になった後に迷う新人ナースへ|将来の夢と就きたい仕事は別【しーちゃん解説】 ナース1年目のよりどころ

このページを読むと…
✅ 「将来の夢」と「将来就きたい仕事」の違いが整理できる
✅ 看護師になった後に迷う理由がわかる
✅ 新人看護師が燃え尽きないための考え方がわかる
✅ 仕事をゴールにせず、人生の中で看護をどう使うか考えられる
✅ しーちゃんの経験から、キャリアの迷いを前向きに捉えられる

みらいちゃん
みらいちゃん

しーちゃん、「看護師になりたい」って夢を叶えたのに、看護師になった後に迷うことってあるんですか?夢が叶ったら、そこからは順調に進める気がしていました。

しーちゃん
しーちゃん

あるよ。むしろ、看護師になった後に初めて「私は看護師として何をしたいんだろう」「この仕事を通して、どんな人でありたいんだろう」と考え始める人は多いと思う。今日は、将来の夢と将来就きたい仕事は別だよ、という話を新人看護師さんに向けてゆっくり整理してみるね。

将来の夢と将来就きたい仕事は、似ているけれど同じではない

私は小学生の頃、将来の夢を聞かれると「看護師」と答えていました。今振り返ると、その答えは間違いではありません。けれど正確に言うなら、私にとって看護師は「将来就きたい仕事」でした。

当時の私は、看護師という仕事に就くことそのものを夢だと思っていました。白衣を着て、病院で働いて、人の役に立つ。そういうイメージが強くて、「看護師になった後に何をしたいのか」までは、あまり考えられていませんでした。

もちろん、子どもの頃にそこまで考えられなくてもいいと思います。小学生の将来の夢が職業名になるのは自然なことです。ただ、大人になってその職業に就いた後、「あれ、私はここから何を目指せばいいんだろう」と迷うことがあります。

しーちゃん整理
将来就きたい仕事:看護師、医師、教師、保育士、会社員など「職業名」で表せるもの
将来の夢:その仕事や人生を通して、どんな人を支えたいか、どんな自分でありたいか
つまり、仕事は夢を叶えるための手段になることがある

みらいちゃん
みらいちゃん

なるほど…。看護師になることがゴールだと思っていたら、国家試験に受かって就職した時点で「夢が終わった」みたいに感じることもあるんですね。

しーちゃん
しーちゃん

そうなの。看護師になるまでの道のりは大変だから、そこがゴールに見えやすい。でも実際は、看護師になった日から、看護師としての人生が始まるんだよ。

看護師になった私は、夢を叶えた後に迷った

国家試験に合格して、看護師免許を取り、病院で働き始めた私は、子どもの頃に書いた「将来の夢」を叶えた人になりました。けれど、その時の私はすぐに達成感で満たされたわけではありません。

むしろ看護師3年目くらいの時に、「私はこれからどうすればいいんだろう」と悩みました。看護師になることを目標にしていた分、看護師になった後の地図を持っていなかったからです。

毎日勤務に行く。受け持ちをする。記録を書く。夜勤をする。先輩に注意される。できることが少しずつ増える。患者さんにありがとうと言われる日もあれば、うまくいかなくて落ち込む日もある。そうやって仕事は続いていきます。

けれど心のどこかで、「私はこの仕事を通して何をしたいんだろう」「何のためにこんなに頑張っているんだろう」と考えていました。看護師という職業に就いたことと、看護師としての夢を持つことは別なのだと、その頃になって少しずつ気づき始めました。

「看護師になりたい」の奥にある言葉を探す

もし新人看護師さんや看護学生さんがこの記事を読んでいるなら、一度自分に聞いてみてほしいことがあります。

「私は看護師になって、何をしたかったんだろう」

この問いは、すぐに答えが出なくても大丈夫です。むしろ、簡単に答えが出ない方が自然です。看護師として働く中で、患者さんに出会い、家族に出会い、先輩に出会い、悔しい思いをして、嬉しい思いをして、少しずつ形が見えてくるものだからです。

  • 患者さんの不安を少しでも軽くできる看護師になりたい
  • 後輩がつぶれずに成長できる環境を作りたい
  • 家で過ごしたい人を支える訪問看護に関わりたい
  • 救急やICUで、急変時に落ち着いて動ける看護師になりたい
  • 患者さんの生活背景まで見られる看護師になりたい
  • 看護師として働きながら、自分の生活も大切にしたい
みらいちゃん
みらいちゃん

こうやって見ると、「看護師になりたい」の中にも、いろんな方向がありますね。みんな同じ看護師を目指しているようで、実は見ている景色は違うのかもしれません。

しーちゃん
しーちゃん

そうだね。だから、同じ病棟で働いていても、やりがいや苦しさの感じ方は違う。自分が何を大切にしたいのかを知ることは、キャリアを考えるうえでとても大事なんだよ。

ICUで苦しみながら見えてきた、私の次の夢

私はICUという職場で働く中で、たくさん苦しい思いをしました。命に関わる緊張感、重症患者さんの変化、医師や先輩とのコミュニケーション、夜勤の疲労、自分の知識不足。できない自分を何度も見せつけられました。

けれど、その苦しさの中で少しずつ見えてきたものもありました。それは、後輩看護師が成長しやすい環境を作りたいという思いです。

自分が苦しかったからこそ、後輩には同じ苦しさでつぶれてほしくない。厳しい現場でも、学び方や相談の仕方、振り返り方を知っていれば、もう少し安心して成長できるのではないか。そんなふうに考えるようになりました。

その思いが、認定看護師を目指すきっかけにもなりました。認定看護師になることも、最初はひとつの目標でした。でもその奥には、「自分の経験を言葉にして、後輩や現場に返したい」という夢があったのだと思います。

職業名ではなく、誰をどう支えたいか

看護師という職業は、とても広い仕事です。急性期、慢性期、精神科、小児、老年、訪問看護、外来、手術室、ICU、救急、教育、管理、地域、産業保健。働く場所が変われば、求められる力も、出会う患者さんも、看護の形も変わります。

だから「看護師になったから、もう夢は叶った」で終わらなくていいのです。看護師になった後に、自分の夢を何度も作り直していい。むしろ、働きながら夢が変わるのは自然なことです。

最初は患者さんを助けたいだった人が、後輩教育に関心を持つこともあります。病棟で働いていた人が、在宅に興味を持つこともあります。臨床で疲れ切った人が、看護師としての知識を活かして別の働き方を探すこともあります。それは逃げではなく、人生の中で看護をどう使うかを考えているということです。

新人看護師が「夢がない」と感じる時に知っておいてほしいこと

新人看護師さんの中には、「周りは目標があるのに、自分にはない」と不安になる人がいます。急性期でバリバリ働きたい人、認定看護師を目指したい人、訪問看護に行きたい人、管理者になりたい人。そういう人を見ると、自分だけぼんやりしているように感じるかもしれません。

でも、夢が今はっきりしていないことは、悪いことではありません。新人の時期は、毎日を乗り越えるだけで精一杯です。点滴、採血、記録、報告、患者対応、家族対応、夜勤、急変、申し送り。覚えることが多すぎて、将来の夢を考える余裕がないのは当然です。

むしろ最初から大きな夢を持ちすぎると、現実とのギャップで苦しくなることもあります。大切なのは、今の自分が何に疲れ、何に少し嬉しくなり、どんな場面で「もう少しできるようになりたい」と思ったのかを拾っていくことです。

新人看護師さんへのしーちゃんメモ
夢がない=ダメ、ではない
目標が変わる=ブレている、ではない
看護師になった後に迷うのは自然なこと
小さな「こうなりたい」を集めるだけでいい
今の苦しさが、未来の誰かを支える力になることがある

みらいちゃん
みらいちゃん

夢って、最初からキラキラした大きなものじゃなくてもいいんですね。今日の勤務で「次はもう少し落ち着いて報告したい」くらいでもいいですか?

しーちゃん
しーちゃん

もちろん。それは立派な目標だよ。小さな目標を重ねるうちに、自分がどんな看護師でありたいのかが少しずつ見えてくるからね。

「将来就きたい仕事」は入口。「将来の夢」はその先にある

看護師になりたい。これはとても大切な願いです。その願いがあったから、勉強し、実習を乗り越え、国家試験に向かい、看護師として働き始めることができたのだと思います。

でも看護師になることは、人生のゴールではなく入口です。職業に就いた後、どんな患者さんと関わりたいのか。どんな場面で力を発揮したいのか。どんな働き方なら、自分の生活も大切にできるのか。どんな後輩に育ってほしいのか。そういう問いが、看護師になった後の夢を作っていきます。

夢は、誰かに立派だと思われるものでなくていいです。病棟で患者さんの不安を聞ける看護師でいたい。後輩が質問しやすい先輩でいたい。夜勤明けに自分を責めすぎない人でいたい。家族との時間も大切にしながら働きたい。そういう願いも、十分に夢です。

看護師3年目で迷った私が、今なら自分に言いたいこと

看護師3年目の頃の私は、看護師になったのに、なぜこんなに迷うのだろうと思っていました。周りはどんどんできるように見える。自分はまだ怒られる。患者さんの前では平気な顔をして、帰ってから落ち込む。そんな日もありました。

でも今なら、その頃の自分にこう言いたいです。

迷っているということは、ちゃんと考えているということ。看護師になった後の人生を、ただ流されるのではなく、自分なりに考えようとしているということ。だから、その迷いを恥ずかしがらなくていい。

看護師という職業に就いた後、本当の意味での夢探しが始まることがあります。職場で傷ついた経験も、患者さんに救われた経験も、後輩に伝えたいと思った経験も、全部が未来の自分の夢の材料になります。

夢を探すための3つの質問

  • どんな場面で「看護師をしていてよかった」と少しでも思えたか
  • どんな場面で「これは変えたい」「後輩には同じ思いをしてほしくない」と感じたか
  • 自分が疲れすぎずに続けられる働き方はどんな形か

この3つの質問は、すぐに答えを出すためのものではありません。勤務の帰り道、夜勤明け、休みの日、ふとした時に考えてみるくらいで十分です。

夢は、頭で無理やり作るものではなく、経験の中からにじみ出てくることがあります。自分が大切にしたいものに気づいた時、看護師としての次の一歩が少し見えます。

しーちゃんが新人看護師に伝えたいこと

新人看護師さんに伝えたいのは、「看護師になったのに夢がない」と自分を責めなくていいということです。看護師になるまで頑張ってきたあなたは、すでに大きな入口を通っています。そこから先の道は、急いで決めなくて大丈夫です。

まずは今日の勤務を終える。明日の準備をする。わからないことをひとつ質問する。できなかったことをひとつ振り返る。できたこともひとつ認める。そういう小さな積み重ねの中に、未来の夢の種があります。

そして、つらかった経験をただのつらい経験で終わらせなくてもいい。あなたが苦しんだことは、いつか後輩に寄り添う言葉になるかもしれません。患者さんの不安に気づく感度になるかもしれません。自分に合う働き方を選ぶ力になるかもしれません。

看護師になることは、たしかに大きな達成です。でも、看護師になった後にどう生きるかは、そこから少しずつ作っていけばいいのです。

みらいちゃん
みらいちゃん

しーちゃん、少し安心しました。夢って、決めてから進むものだと思っていたけど、働きながら見つけてもいいんですね。

しーちゃん
しーちゃん

うん。看護師になった後に、何度でも考え直していい。夢は変わっていいし、途中で休んでもいい。大切なのは、自分の人生を置き去りにしないことだよ。

しーちゃんのおすすめ:夢やキャリアに迷った時に使える選択肢

ここまで読んで、「看護師になった後の夢って、どうやって見つければいいんだろう」と感じた人もいると思います。

夢やキャリアは、頭の中だけで考えていると、ぐるぐるしてしまうことがあります。そんな時は、誰かに話す、働く場所を調べる、学び直す、生活やプライベートを整えるなど、外側から少し動いてみるのもひとつの方法です。

みらいちゃん
みらいちゃん

しーちゃん、夢やキャリアに迷った時って、いきなり転職を決めるしかないんですか?

しーちゃん
しーちゃん

そんなことはないよ。まずは話して整理する、求人を見て視野を広げる、資格や学習で次の可能性を増やす。小さく動くだけでも、自分が何を大切にしたいか見えてくることがあるんだよ。

1. 気持ちを整理したい時:ココナラ電話占い
「転職した方がいいのかな」「今の職場で頑張るべきかな」「自分の夢がわからない」と悩んでいる時、身近な人には話しにくいこともあります。ココナラ電話占いは、TVCM放映もあり、初回最大30分無料で相談しやすいサービスです。占いという形ではありますが、誰かに話すことで、自分の本音を整理するきっかけになることがあります。

ココナラ

2. 働く場所を見直したい時:MCナースネット
看護師としての夢が見えなくなった時、「自分が看護師に向いていない」と決めつける前に、働く場所を見直すことも大切です。病棟、外来、派遣、単発、健診、訪問看護など、看護師の働き方はひとつではありません。メディカル・コンシェルジュのMCナースネットは、看護師求人を探したい人に向いています。転職をすぐ決めるためではなく、「自分にはどんな選択肢があるか」を見るだけでも、キャリアの整理になります。

MC─ナースネット

3. 急性期の学びを深めたい時:急性期ケア専門士 公式テキスト
ICUや救急、急性期病棟で働いていると、「もっと根拠を持って動けるようになりたい」と感じる場面があります。急性期ケア専門士の公式テキストは、急性期ケアを体系的に学び直したい看護師にとって、次の目標を作るきっかけになります。資格そのものを目指すだけでなく、日々の観察やアセスメントを整理する学習にも使いやすいです。

急性期ケア専門士公式テキストについて

4. リハ・ケア・ナースの学習環境を整えたい時:はぐくも
看護師の夢は、急性期だけに限りません。回復期、慢性期、施設、在宅、リハビリ領域で「その人らしい生活を支える看護」を深めたい人もいます。リハ・ケア・ナースに特化した法人eラーニング「はぐくも」は、現場の教育や学び直しと相性がよいサービスです。個人の学習だけでなく、職場全体でスタッフ教育を考えたい時にも紹介しやすい内容です。

リハ・ケア・ナースのeラーニングと研修管理を兼ね備えたシステム【はぐくも】

5. 仕事以外の時間も大切にしたい時:ミントC!Jメール
看護師として頑張るほど、生活が仕事中心になってしまうことがあります。でも、将来の夢を考える時は、仕事だけでなく「どんな毎日を送りたいか」も大切です。ミントC!Jメールは、会員数1000万人以上の出会い探しサービスで、プロフィールや写真を設定し、検索や掲示板から相手を探せます。恋愛や人とのつながりをすぐに急ぐ必要はありませんが、仕事以外の自分を取り戻したい時の選択肢として、控えめに紹介できます。

ミントC!Jメール

どのサービスも、「これを使えば必ず夢が見つかる」というものではありません。でも、迷っている時に小さな行動を起こすきっかけにはなります。大切なのは、今の自分を責めるためではなく、これからの自分を少し楽にするために使うことです。

まとめ:仕事はゴールではなく、夢を育てる場所になる

将来の夢と将来就きたい仕事は、似ているけれど同じではありません。看護師は「就きたい仕事」かもしれません。でも、看護師としてどんな人を支えたいのか、どんな自分でありたいのか、どんな働き方で人生を続けたいのか。それが、看護師になった後に育っていく夢です。

子どもの頃の私は、看護師という職業に就くことを夢だと思っていました。看護師になった私は、その夢を叶えた後に迷いました。でもICUで苦しみながら働き、後輩看護師の成長を支えたいと思い、認定看護師を目指す中で、少しずつ「看護師として何をしたいか」が見えてきました。

それでも、ベテランになった今も、将来の夢がはっきりひとつに決まっているわけではありません。だからこそ、新人看護師さんにも伝えたいです。夢は、すぐに完成しなくていい。仕事をしながら、迷いながら、傷つきながら、誰かに支えられながら、少しずつ育てていけばいいのです。

看護師になったあなたへ。あなたの夢は、看護師になった瞬間に終わったわけではありません。むしろ、ここから始まります。

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